吟場対岸

 5月8日。

 昨日のあんまりな結果にもかかわらず、大量に居たベートフィッシュの逃げ行く様が頭から離れず、再びアユ瀬下に挑む。
 釣れなかったからといって、伝説三輪氏のように感情が先走って「オレが考え無しにやってると思うか?」と泣いて凄むのではなく、客観的に詳細を吟味してから事の可否を判断したいものである。

 連休も終わり、平日の川は穏やかなもの。
 容易に入れる場所でも“ポイント独り占め”状態である。或いは、その釣れなさから人が寄らないだけなのか。
 しかしここは、二つの瀬が合流するポイント。魚が寄らないはずがない。
 スピードワームをドリフトさせたり、ワンダー、Bフォロワーを巻いて様子を見る。
 頻度が高いわけではなかったが、コイがアユを捕食するのを見ることもあった。
 アユの魔法は効いている、と釣果を確信したが日中はコイと思われるバイトがあるのみだった。
 スモールマウスの存在を感じさせるものは見えなかったが、ナマズを釣ることに重きを置いたポイント選び、タックルセッティングなのだから焦ることも無い。光量が落ちるのを待てば良いだけだ。

 瀬の落ち込み、流れの筋、岸際のシャロー、豊富なベートに必ずやナマズは姿を見せるはず、と日没を迎える。
 これまでにナマズの姿を見ることはなかった。
 もはや直接その姿を見ることはできないので、ザラⅡで広範囲に探りを入れてみる。
 しかし、逃げ行く波紋を見ることはあっても、反応してくる形跡はまったく見られなかった。

 途中、公孫戍こうそんじゅより状況を尋ねるメールが入る。
 当然、朕は「オレだってちゃんとやってるよ!」とレジェンド泣きで応答。
 現在の様子を伝えたところ、この一帯に今年、投網が入ったという噂を聞いたことがあるとのこと。アユ漁でなければ、善意の外来種駆除か。
 いつぞや、TVで外来種駆除の様子を放映していた際、参加者がナマズを見て何の魚かわからなかったシーンがあったと聞く。
 かようにして嘘つきどもの善意とは恐ろしいものである。

 人為的な要因があったかどうかはともかくとして、「もしかしたら釣れるかもしれねえじゃねえかよお!」と、泣きながらザラⅡで移動可能な範囲を引き倒したが、遂にノーフィッシュのまま終了の時間が来てしまった。
 ここまでやったなら「ハードだってさんざん引いたさ!でも釣れなかったんだよ!」と、三輪泣きする資格は十分あるだろう。

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ジャンル : 恋愛

tag : 多摩川 ルアーフィッシング

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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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