降臨待ちの迷宮にて

 4月25日。

 昨日、朕より上のステージにあるサマナの李立より釣果写真が届く。
 極厳修行の甲斐あって、少ない釣行回数の中、しっかり結果が出せている。
 もはや、その蒙昧なるがゆえに釣れずとも気位だけは異常に高い修羅に「あいつは釣り廃人だから」と僻まれることも無いだろう。

 迎えた当日。
 強い南風の日である。
 ボイル発生と表層での釣果を求め、降臨跡に入る。程なくして童威が到着。
 ネストの魚を釣って、しかもラインブレイクさせている輩を見てひどく気分になる。
 そんな不愉快なことはあったが、魚は居り、朕は追ってくるだけで食うまでには至らないスモールマウスに手を焼いていた。
 何が足りないんだ?と悩んでいると、フレイム使いのバサーが30クラスのスモールマウスをキャッチしていた。
 見せつつも弱くを意識して誘っていた朕に対し、フレイム使いは目立たせなければ気付かれない、ということでTDミノーをジャークしていたのだった。
 その後も度々ボイルは起こり、朕は手持ちの表層系プラグをローテーションしながら誘い、フレイム使いはしんどいといいながらジャークを続けていたがいずれも結果は出ず。
 童威は韓流ポイントの様子を見に行くといって移動。
 朕は風と流れの力に託し、降臨跡で粘る。しかし、日没近くまで粘った挙句、ワンダー60にバイトがあったのみ。
 
 一方、韓流ポイントに入っていた童威はキャッチに成功していた。
 ジャークワームを水面でツイッチして釣ったという。
 「トップで釣ったんだから“男らしい釣り”でしょ?」という。
 “デカい”とか“硬い”が伝説式の男らしさではなかったか。そしてそういう思想に異を唱えたのが朕だった。よって朕には正しい判定が下せない。
 三輪氏なら時宜に適った僻みコメントが出てくるのだろうが、特に思い浮かばない朕は「オレはおめえと違ってガチじゃねえからよお」と泣くのが精一杯であった。

 ※マー語
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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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