でんせつざんまい

 3月5日。

 温暖な休日となれば、岸辺に多くの釣り人が現れよう。
 伝説の人が三輪車で乗りつけ、ベイトを捕食する光景を再び見てみたいものだ。今日のような気候なら、根性が無くても問題ないだろう。
 まだプレッシャーは抜けていないだろうが、こんな日なら或いは…と思われたので降臨跡の様子を見てから釣りを始めることにした。

 降臨跡を見渡したところ、登戸名物は見えず。
 仕方が無いので釣りを始めることにする。
 表、中層を流していくが反応は得られない。ボトムは?というところだが、ボトム、スローの釣りをする者が圧倒的多数なので、こちらは他人任せで良い。
 程なくして、張良が仲間を伴って現れる。
 朕に見えていることを語れば、それに補足を加えて今を理解させてくれる。また、現在は厳しい状況にある、としながらもそれを克服してしまうのはお見事としか言いようが無い。
 「みんなあの人上手い上手いって言うけどよお、あの人本当に上手えかあ?」という伝説三輪式の侵入を許さぬ隙の無さを見せる。
 居るには居るが釣れ難い魚だったようだ。
 ここはバスを諦め、水温の上昇によって動くようになったナマズや、何となく釣れてしまうニゴイを意識した方が良いかもしれない、ということでリップレスクランクをスローに引いてみたが、こちらもさっぱりであった。

 「おめえばっかポイント独り占めしてんじゃねえよ!」の声。
 残念ながらこれはお約束の挨拶。公孫戍こうそんじゅである。
 依然、古傷癒えずストレスを溜め、タックルベリーで散財してきたとのこと。
 キャスト&リトリーブを繰り返すなど出来る状態でもないのにハスキージャークとベビーシャッドを買ってきていた。
 朕はハスキージャークのショートビルモデルはシーバスしゃ釣った時無いが、ディープランニングモデルには北浦でベビーシャッド75SPやCCプレデターが釣り負けた経験があるという思い出を語った。
 ベビーシャッドの釣れっぷりは、バスバブル期を知る者ならもはや語るまでも無い。
 アナザー氏はハードベイトで釣ることにひとかたならぬこだわりを持っていたようである。しかし、実際に釣れた数は片手に収まる程度だったという。腕が無くても釣れるベイトを持っていなかったのだろうか…。
 “あの頃”や“伝説”の話は尽きることが無い。

 下野さんと夏侯章かこうしょうがやって来る。
 下野さんはペケニシモながら1匹キャッチできたとのこと。
 現在このポイントは張良が釣って以降、何の音沙汰も無い。
 ここでは駄目なようだ、ということで朕と江三子は別のポイントを探すことにした。
 帰宅途中のナマズさんに会う。
 ナマズさんが居たポイントでは夕刻に入り釣れ出し、ナマズさん自身も1匹釣ることができたとのこと。伝説三輪氏の餌食にならなかったことが幸いしてか、寄り道に惑わされることなくほどほどに釣れている。

 光量が落ち、釣り人もまばらになってきたのを機に、ナマズさんが釣れたポイントへ移動。
 辺りはすっかり暗くなっている。
 いよいよ、というところだが、ここで公孫戍が肩の限界を訴える。
 「おめえはそれで悔しくねえのか?」と、伝説式で送り出す。
 しばらく経つと、マニックに小さなバイトが出るようになるが、フッキングにまでは至らない。
 ここでバイトがあったことを話しても「アタったとかバレたとか、そういう話は聞きたくねーんだよ!」と、アナザーギレされるのが見えている。
 ここで、先日、張良から聞いた、ここ最近のスモールマウスのルアーへの反応の傾向の話を思い出した。
 マニックからソルト用のウェイクベートに結び替える。
 これならば「ソルト用ダーターでバスが釣れるかの実験」と伝説式保険にもなるので、たとえ上手くいかなかったとしても自分がヘボいからではないという方向に持って行った気になれる。
 幸い、ペケニシモではあったが実験を成功させることが出来た。
 トップで釣れると聞いて、下野さんはジャイアントドッグXをキャスト。
 「釣れてるやつの真似しねえと、見えるものも見えてこねえぞ」という伝説的名言の実践である。
 しかし、バイトは出したもののフッキングまでには至らず。朕はすかさず「アタったとかバレたとか、そういう話は聞きたくねーんだよ!」と、アナザーギレで吠えてやった。
 終了時刻も近い。
 今回、混沌氏の術が不発に終わった夏侯章が「オレが考え無しにやってると思うか?バカヤロウ」と、レジェンド・プレミアを決めたところで、この日は終了となった。

 ※マー語
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tag : 多摩川 ルアーフィッシング

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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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