礼式

 2月24日。

 昨日、気象が上昇したように感じられたが、今日になってみればまた下降に入っていた。
 上昇は好釣果の条件ではあるが、フィッシングプレッシャーの増加、ポイント確保の難しさも生じてくるので、これはこれで良いのかもしれない。

 ということで、多摩川に入ってみれば、予想通り釣り人は少なかったが、それでも先客は何人か見える。
 その中にセニョール、ナマズさんの姿があった。
 「おめえばっかポイント独り占めしてんじゃねえよ!」
 作法として言ってみたが、まだ釣れた者は無いとのこと。
 風が強く、プラグの釣りはトレースできるラインが思うに任せず難儀したが、根掛かり率を減らすための一工夫をしたキャラロライナリグはなかなか具合が良かった。
 が、いずれのメソッドにも反応は無かった。

 「ここバス居ねえ!」
 セニョールがアナザー語録を用いるほどに虚しく時間が過ぎてゆく。
 朕も「オレが考えなしにやってると思うか?」と、伝説三輪泣きが入っていた。
 見落としている大局はあるにしても、とりあえず現在有望な場所はここで間違いないはず、ということで辛抱強くキャストを続ける。

 17時を過ぎ、光量が落ちてくると、コイらしき魚の動きが波立った水面にも見えるようになってくる。
 魚は浮いてきたのだろうということで、マニックを引いてみた。
 アタリか?という感触があった後、数投したところでストライクを得る。
 しかし、これはセニョールが見ている前でばれてしまう。
 「他人がアタったとかバレたとか、そういう話は聞きたくねーんだよ!」
というものだ。
 やがて水面にバスの捕食ではないかと思われる波紋も見えるようになり、集中力を保ちキャストを続け、遂にキャッチ成功。
 当然、「周りが釣れてない中釣るのは気持ちがいいのう」と、たまの釣果に鬼の首を獲ったかのごとくはしゃぐレジェンドⅡ式自慢メールを一斉送信するのは忘れなかった。


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tag : 多摩川 ルアーフィッシング

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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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