TENAGAあります

 2月4日。

 ハンドルのがたつきに起因する振動のどうにもならなさ。
 どれほど深刻かといえば、これが故にノーフィッシュに終わってしまったと思い込んでしまうほどである。
 以前メバルが出たというポイントに張り付き、非常に軟らかいロッドでビフテキをシェイクしてメバルを狙っていることのほうが問題であることに気付かぬほどだ。
 そんな愉快なアングラーの降臨が期待できる穏和な天候に恵まれた土曜日。
 ラッキークラフト会員ルアーを引き取りに行った後、多摩川に向かう。当然、このルアーで釣れるかの実験、という伝説式保険にするつもりである。

 降臨跡に来てみれば、李俊、セニョール、江三子の他、童威、王孫賈おうそんかが居た。
 水中にベイトの姿は見えなかったが、川岸には伝説三輪氏のベイトの姿が多くあった。
 まだ誰も釣れていないとのこと。
 「何だ、釣れてねえのか。だらしがねえなあ」
 状況を知る前に、目の前の結果だけで事を判断するのがレジェンド式の作法だ。
 先日、びっしびし行くという気概を見せていた公孫戍こうそんじゅだったが、回復はならず、この日はメガホン片手にマシン軍をけしかける若松的ポジションに甘んじていた。
 童威がCDラパラを追う魚影を見たという。
 ここは「アタったとか、バレたとか、そういう話は聞きたくねえんだよ!」とアナザーすべきところだ。
 光量が落ちてプレッシャーが緩和されるまでどうにもならないのでは、と諦め気味の空気の中で「おめえらはそれで悔しくねえのか」と、伝説三輪氏のように口ばかりではなく行いをもって気を吐いたのがセニョールだった。
 セニョールは登戸の両伝説との接触がある人物でもある。
 停滞を打ち破った快挙に、一同「おめえばっかポイント独り占めしてんじゃねえよ!」と、伝説式賛辞を贈った。

 しかし、その後も降臨跡の沈黙は続いた。
 光量が落ちたのを機に韓流ポイントに向かう。
 途中ナマズさんとすれ違い、韓流ポイントで三匹釣れるところを見たという。
 やはりあそこか。
 と、次々に韓流ポイントへ降臨跡を諦めた人々がやって来る。
 穏やかな、釣りのし易い状態にはなっていたが「多摩川は見えてくるものが無いのう」という伝説三輪語が漏れるほど何も感じられないまま定刻となる。
 罵り、言い訳…伝説諸氏の遺した名言たちが無ければ、我々はただ打ちひしがれていただけだっただろう、と、レジェンドたちの功績に感謝しての解散となった。
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テーマ : お仕事奮闘記
ジャンル : 就職・お仕事

tag : 多摩川 ルアーフィッシング

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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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