降臨元年小聚義

 1月29日。

 武器将軍ばりのハインションでスモールマウスが釣れる日を予測する。
 X-DAYとかGUN FEVERと呼ぶべき日への期待。
 潮回りや気候の動きから、そろそろでは、と、仲間内では囁かれていたが、ある程度経験と知識を積んできた釣り人の考えることなど同じようなものだろう。
 この日は史進が多摩川を訪れることになっていたが、降臨が無かった時、根っからのバサーが溢れていた時に備え、上昇の流れに乗じて動き出すナマズにも対応できる備えで来るべしと伝えていた。

 この日は十分に睡眠を取っての現地入り。
 降臨跡を一望したところ、皆待ち焦がれていた日にして休日と重なっていただけに、伝説三輪氏のベイトが実に豊富だった。
 これほどの盛況にもかかわらず三輪氏の姿は見えず。
 しかし、顔見知りの姿はあり、張横、セニョール、李俊を発見。この時、史進も現れた。
 張横に挨拶。ちょうど移動中だったのでレジェンドギレするわけにもいかず、言葉に詰まる朕だったが、Bスイムトリガーの新作が出るということを教えていただく。
 朕だとてラッキークラフトの会員であり、定期的にDVDが届くのだが、ここ数年まったく見る気が失せていて、業界最新情報は専ら知り合いから仕入れている。
 セニョールと李俊に様子を尋ねる。
 まだ期待している状況にはなっていないという。
 だとしたら、ここは登戸名物も居ないし、釣り人が多すぎるだけだ、ということで、堰下流域に逃れナマズを探しに行くことにする。

 堰下流域は降臨跡の喧騒とは一変して静寂だった。
 スモールマウスを一所に集める要素は乏しいが、太い流れは近い。
 上から下まで流していく中でナマズの姿を見ることはできたが、朕の不注意でスプークさせてしまい、流芯の中に逃げられてしまった。
 途中、朕は、ハンドルのがたつきに起因する振動がシェイクするたびにグリップで増幅されどうにもならなくなるぐらいどうにもならない便意に襲われ便所に駆け込み、釣りをしていない時間帯があったものの夕刻近くまで堰下エリアで過ごした。
 同じく堰下流域を流していた史進に様子を聞いてみたところ「オレが考え無しにやってると思うか?」と、伝説三輪式で凄まれてしまった。
 この先、江南に渡ることになるとのことで、琵琶湖バス、淡路メバルと縦横したいと意気込んでいたが、伝説式作法を身につけていれば、どんな土地に行っても礼を損なうことはないだろう。
 結局、堰下エリアでは反応を得られることは無く「オレだってちゃんとやってるよ!」とレジェンドし、韓流ポイントでフィーディングバスを狙うことにした。

 韓流ポイントにはナマズさん、毛遂の他、何人かの三輪氏のベイトの姿があった。
 更に、相模湖バサー、童威、蔡沢、王孫賈おうそんか右袒うたん組、下野さん、夏侯章かこうしょうと集って来た。
 降臨跡では張横が二匹キャッチし、蔡沢は40アップをキャッチしたとのこと。
 X-DAYではなく、普段の、釣れないこともない多摩川だったようだ。
 であるならば、いずれここでも…というわけで各々、新川で鍛えた本気を実釣をもって示そうとキャストする。

 翌朝が早いという史進が帰るという。
 飯でも食ってから別れたかったが、将に「メシなんて食ってられる状況か?」というものであった。
 家が開封府城内にある蔡沢も撤退するという。
 既に40アップを手にした蔡沢に対し「おめえはそれで悔しくねえのか?」と、伝説式の礼で見送った。
 王孫賈と右袒組はここで反応を得られなかったからと更に移動するという。若い李立、施恩、童威の行動力に、朕は呆れることしばしばだが、王孫賈は更にその上を行っている。

 登戸エリアは連日叩かれているためか、急激な上昇に魚のポジションも変わったためか、その後相模湖バサーの友人が一匹バラすのを見るのみ。
 夏侯章が二度バイトを得ていたとのことだが、いずれもバラしていて食いは浅かったという。

 やがて来る終了の時間。
 釣れなくて内心大いに泣いていた人々だったが、ここは伝説式に法って「釣れなくても関係ありましぇ~ん」と開き直って解散とした。

 ※マー語

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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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