アドニス&オートン未遂

 1月3日。

 先日の奇跡の余韻冷めやらぬこの日。
 聞くところによると元号が改まってから、登戸エリアでは反応を得るものはあっても釣った者は無いとか。
 伝説三輪氏は釣った。しかし、これは通常の釣人には何の参考にもならない神懸り的現象であり、強いていうなら神風参考記録というべきものでしかない。
 
 この日はハンドルのがたつきに起因する振動がシェイクするたびにグリップで増幅されどうにもならなくなるような障がい. .も無く、昼過ぎに現地入り。
 伝説跡改め、降臨跡に入る。
 まず、童威が目に付いた。
 いつも準備に時間がかかっているという印象なので、何をそんなに手間取っているのだ?と問えば、えびせんを食べたり猫と戯れたりしながら準備しているのだという。
 何と、なんじも雅の者であったか、と、朕は真っ先にポイントへ急ぐ“ガチ”な己を恥じた。

 降臨跡には既に李俊、セニョール、公孫戍こうそんじゅ夏侯章かこうしょう、ナマズさん、侯嬴こうえいが来ており、おめえらばっかポイント独り占めしてんじゃねえよ!状態。
 李俊は二度ストライクを得、しかし二匹ともバラしてしまったとのこと。しかし、そのことより、先日の伝説降臨に立ち会えなかったことを悔やんでいた。
 その後、誰も反応を得られずに時間だけが過ぎていく。
 しかし、古今の興亡と得失について論じ合う時間はじゅうぶんにあった。レジェンドⅡに言わせれば“ガチ”なはずの我々であるが、論戦は止まらない。やがて知世ちゃんなら黄金は無理でも聖水なら200%イケるという結論を得る。

 17時が近付く。
 李俊とセニョールは去った。
 さすがに連続の降臨という奇跡は起こらなかったこともあり、残された朕と童威、江二子は韓流ポイントで“新川で鍛えた本気を実釣をもって示す”ことにした。
 北風が吹き続けていたので、風当るシャローフラットが近いこの一帯こそが正解の場所だ、と仮定し集中力を高める。
 イモにしたファットアルバートグラブに小さなカーリーテールをくっつけたカスタムワームをショウダウンベイトといって気取っていた朕だったが、予想以上に飛距離が伸びず、水中での操作性があまりにも曖昧な感触であったため、結局普通のイモに戻すことにした。
 しばらく経つと、朕がストライクの感触を得る。
 寄せてみれば30クラスのスモールマウス。
 トライリーンだとはいえ4lb。抜き上げるのは危険だろうといことで公孫戍にロッドを持ってもらい取り込みにかかるもフックアウト。
 朕の得意技、直前ばらしをプロレス者らしくツープラトンでやって見せることになってしまった。
 それでも魚は入ってきていて、次いで夏侯章がバイトを捉える。14lbラインというライン強度を恃みに強引に抜き上げようとしたところ、バスが飛ぶようにして水中にダイブしていく様子が見えた。
 当然、ここはレジェンドのように自分がバラしたというヘボっぷりは棚に上げて「だらしがねえなあ」である。
 まだまだ魚は居る!
 一同の集中力は一層高まり、朕がバイトの感触を捉える。
 今度はばらさぬよう、と慎重になり寄せてみればペケニシモなサイズ。
 逃した魚を悔やみつつも、とりあえず今年初ということで素直に喜んだ。

 
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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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