伝説不在の日常

 11月30日。

 「韓流ポイントに居る。15分で準備しろ」
 李立より伝説式号令が下り、朕は「今日はクランキンスティックで釣れるかの実験」と、こちらも伝説式で応え出発。

 伝説跡を通り過ぎせせらぎ館へ。
 到着したところ李立よりメールが届いていた。
 既に二匹釣ったという。
 このまま堰下エリアに入ろうと思っていたが、このような結果を見せられたなら、言うべきことを言っておかなければならないだろう。
 李立を発見し「おめえばっかポイント独り占めしてんじゃねえよ!」と哭礼で称える。
 ここでは規模こそ大きくなかったがアユの沸くところもあり、この下にナマズが居るかもしれないと考えスピナーベートをキャストしてみたところ、わずか数投でロスト。
 やはりこの一帯は軽量なリグでなければ厳しい、というわけで早々に退散。

 堰下エリアを下流部まで下ってみたところ、ベイトとなるような小魚の姿は見えず、見えるのはコイ、フナ、ニゴイだけだった。
 ルアーへの反応もなく、この流域はただ良い運動になっただけで終わった。
 結局、まだアユが残っている伝説跡に腰を据えてみることにする。

 伝説跡には規模こそ小さくなったがアユの沸く様が見えていて、ナマズさんの姿があった。ライブベイトで二本のナマズをキャッチしたという。
 「そこまでして釣りてえか?」と、三輪泣きしつつも朕はアユを確保し、ライブベートフィッシングに切り替えた。
 「おめえどこに居るんだよ!」
 レジェンドギレと共に李立も現れる。

 三人がかりでライブベイトフィッシングに興じるが、コイのバイトはあってもアユを飲み下すような魚からの反応は得られない。
 バスはともかくナマズは居そうなものだが、と挑戦を続けるが、やがて光量が落ちてくる。
 「終わったのかな…」
 諦めの中にありながらも、ルアーをキャストし続けたが何事も起こらない。
 かくして“クランキンスティックが多摩川で釣れるかの実験”は失敗に終わった。しかし、実験であったので釣れなかったとしてもむやみに高いプライドは傷付かずに済むのだろう。
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テーマ : お仕事奮闘記
ジャンル : 就職・お仕事

tag : 多摩川 ルアーフィッシング

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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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