ハルクは機械を憎む

 11月10日。

 準サマナからサマナに昇格した、現在は蓬莱ほうらい山に暮らす公孫勝より釣果写真が送られてくる。
 90オーバーのシーバスだった。
 かつてはメインターゲットにしていながら、今では疎遠になってしまったターゲットである。羨ましく思いながらもそれは表には出さず「相模湾のシーバスはカヌーに乗ってテールスピンジグ巻くのがパターン。つまらねえ釣りだ」と、当地の事情も知らずして謗る伝説三輪式で返答してやった。

 この日は釣行可能な時間はあったものの、ハンドルのがたつきに起因する振動がシェイクするたびにグリップで増幅されどうにもならなくなるぐらいどうにもならない眠気のため、多摩川行きを断念。
 目が覚めれば、伝説跡に入っていたという李立より釣果報告があった。
 ナマズはバラしてしまったとのことだが、しっかり釣果を得ているあたりはさすがである。
 しかし、朕はこれを称えず「なんだ、ナマズもバスも釣れなかったのか。だらしがねえなあ」と、己の不才を棚に上げ、相手の非を打ち鳴らす、伝説式大人の対応をした。

 勿論、朕とてサマナを自称する者。
 ただ眠りを貪っていたというわけではない。
 この日も、そのラトル音がために当りを遠ざけていると思われる幾つかのベイトに消音手術を施していた。
 プラグで釣れない要因のひとつにラトル音がある、と朕は信じて疑わない。中でも“魚に強烈にアピールする”タイプの音は最悪である。
 ラトルサウンドが有効な時があるのは事実だが、それは一年のうちのごくわずかな期間であり、年間を通して見れば、ラトル音は静かなもの、無いものの方が上手く行く。
 ラトル音の効能の実際については経験で得た範囲でしかわからない。ただ、釣り人がよく釣れるのは間違いなくラトリンベイトの方である。
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tag : ルアーフィッシング

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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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