Calling

 10月1日。

 登戸界隈の状況は厳しい。
 しかし今日は土曜日である。
 小魚の群れにプレデターがついてまわるように、初対面の釣り人を求める者が現れるかもしれない。
 釣れないなら釣れないなりに楽しみ方はあるものだ。
 伝説三輪氏も「楽しみ方は人それぞれじゃねえか」と、達観したことを言っていた……にもかかわらず、後年、朕の釣りは非難の的にされていたが。

 かくして昼過ぎに登戸入り。
 釣り人の数はフィールド規模の割に多い。世間も休日だけあって、晴天の日ほどではないが釣り人以外の人出も多い。
 レジェンドⅡの降臨は確認できなかったが、昼の早い段階だからかもしれない。

 チャートリュースのコンビネーションがいかす、パルセータースピナーベートを追う30クラスのスモールマウスを確認。
 魚は居る、ということでルアーやリグを替えながら上流側へ流していったところ、師匠を発見。
 今日はエサ釣りをしていた。オイカワ四匹だという。カみちょうに釣れていた頃とは比べものにならない貧果だ。
 師匠でさえこれなのだから、朕が手を出していたらろくに釣れず「オレだってちゃんとやってるよ!」と泣きキレる結果になっていただろう。
 ベートの群れは上流側に向かっているように見える。
 スモールマウスのボイルも度々起きたという。
 やがて蔡沢さいたく、下野さん、夏侯章かこうしょうといったお馴染みの面子もやってくる。
 釣れない、釣れないと嘆く中、下野さんだけは小バスとはいえ一匹キャッチしていた。
 スモールマウスのボイル、テトラ帯の60クラスのナマズ、と対象魚の姿を見ることはあったが、見えただけで釣ることができない。
 日没の時間まで「新川で鍛えた本気」を出す一同だったが、遂に刀折れ、矢尽きる。
 今日に限っては伝説三輪氏が現れなかったのは幸いだったといえる。
 もし我々の望み通り降臨されておられたなら「おめえら大層な御託並べてる割には釣れてねえじゃねえか」と罵倒されていたかもしれないからだ。

 一方、この日霞ヶ浦に行っていた李立と施恩。
 若さゆえの疾走といわんばかりに、日帰りで霞全周を回ったという。
 そして施恩は朕が先日ザ・タックルボックスで仕入れたマッドマンクローで釣果を得ていたのだった。
 これは素晴らしいベイトだと賞賛。
 李立も一匹キャッチしていたとのことだが、終局間際、泣きのカイジ状態、歪む視界の中ドライブクロウラー根こリグでのキャッチだったとのこと。
 「フィネスで釣ったのがそんなに不満か?シャッドテールワームのスイミングでもアタリはあったさ!でも釣れなかったんだよ!」と、伝説式をキメていた。

 ※マー語


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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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