説諭三輪

 9月29日。

 昨日はワーク可能な時間がありながら怠ってしまった。
 現在は易しい状況ではないが、可能な限りフィールドの様子は把握しておきたい。
 登戸名物降臨は望めぬ平日だが、登戸に行ってみることにした。

 水道橋を通った折、鷺や鵜の類が中洲に集まり、鵜が狩りを行う様子も見えた。
 始まったか!と、にわかに期待し川岸に下りる。
 既に数名の見ず知らずの先客も居り、伝説三輪氏受け入れ態勢も万全だ。
 期待を込めてキャスト開始してみたが、アユの魚影は濃いというだけで、まだ望まれる時期には入っていなかった。
 釣り進んでいくうちに40前後のラージマウスを発見。こちらの存在には気付いていないように見えたので、デッドリンガーを通してみたところ、ゆるりと逃げていった。
 上流側では20クラスのスモールマウスが水面にベイトを追う姿が見えたのでフェイキードッグを投入。
 何事も起こらなかったので移動決定。

 堰下エリアに入る。
 先日に比べれば衰えてはいるが、水量は依然多く、流れは強く速いため、ルアーを思うように機能させることが出来ない。
 堰直下からポリ公練習場対岸までを歩き、フッコ、スモールマウスの姿を見ることはできたが、ただ見えたというだけで、手の施しようが無かった。
 結局、ここでは捉えどころを見出だせず、登戸に戻ることにした。

 再び登戸。
 流芯に点在するテトラポッドをボトム寄りにデッドリンガーを引いていたところ30クラスのスモールマウスが追ってくるのが見え、更に付近のえぐれ部分に30クラスの三匹まとまってステイしているのが見えた。
 気取られた様子が無かったのでルアーを通してみたところロッドチップが入ったがフッキングには至らず。
 フックが大きすぎて違和感を覚えたのか。フックサイズを落として再度アプローチを試みようとしたところ、スモールマウスたちは消えていた。

 後ろから朕を呼ぶ声が聞こえる。
 誰にも聞こえない声が私には聞こえる、というやつであろうか。
 と、振り返ればエサ釣りのナマズさんだった。
 「あの人どうしてるの?最近来ないじゃん」
 「高校生ですか?」
 「違うよ、ほら、あの三輪車の」
 バギーのおっちゃんのことだ。
 「そういえば見ないですね…」と、相槌を打った。
 朕は伝説三輪氏の名誉のために、実はいつも自分だけ釣れないのでイジけて来なくなった、という真実は伏せておいた。
 朕は、台風以降まったくナマズが釣れていないと言うと、上の方が釣れているとのこと。
 五本松の方だという。
 ソフトプラスチック使用メインのブラック釣りより、ハードベートをメインで使うナマズ釣りの方が心地良い。
 移動である。

 風が水面を波立たせていたがベート、コイの姿は捉えられる。
 ニゴイ、コイがルアーに反応することはあったがフッキングにまでは至らず。
 ナマズが現れるまで根気強く一帯で粘ってみたが、何事も起こらず日没を迎えてしまった。
 釣れてるという話を聞いて、詳細も訊かず安易に来てしまった愚かさというものだが、自分の非は認めないのが伝説式。
 「おめえが良いって言うから来てみたけどよお…釣れねえじゃねえか!」とブチキレて自分のヘボさ加減を誤魔化した気になって納竿とした。
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tag : 多摩川 ルアーフィッシング

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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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