腐乱死す米魂

 8月3日。

 連休最終日。
 今日も「新川で鍛えた本気を実釣をもって示す」べく多摩川へ向かう。
 今日は少し長めにやれそうな体調だったので調布に向かった。流芯ポイント、激浅ワンド、五本松を打ち、最低でもコイ科一本、ナマズ一本を釣ってやろうという肚積りである。

 調布入りし激浅ワンドから開始。
 タイダルに対するニゴイの反応が良い。
 いずれ釣れるだろうと、キャメラの電池残量を確認しようとしたところ、携帯電話の持ち忘れが発覚。コミュニケーション機能は今や無くても差し支えのないものだが、キャメラ機能は必要なものである。
 また、今は釣れていなくても「もしかしたら釣れるかもしれねえじゃねえかよお!」という伝説的名言もある。
 面倒臭いが一度草庵に戻ることにした。
 戻る途中、蔡沢さいたくに会う。
 「おめえばっかポイント独り占めしてんじゃねえぞ!」と、伝説式警告を発する間も惜しんで自宅へ急いだ。

 再び釣り場に戻り、蔡沢のポイントに割って入る。
 マルタがから集まっている以外に気になるものを見出せなかったので、朕は上流側へ移動。

 激浅ワンドに出入りする魚の数が増えた様子が無かったため、すぐに流芯ポイントへ。
 やや濁りが入っており、魚もカバーに対する依存度が下がっているかもしれないと思い、リッジ90Fで探りを入れてみる。
 流芯でのジャークに早々にバイトが出る。一点で抵抗するかのような引きからナマズだと思われたがばれる。
 一度ばれたベイトはしばらく使わない方が良い。ということでリップレスクランクを一流ししてみたが一切の反応も得られず。
 このポイントを支配し、周囲に睨みを利かせていたのが先程ばらした魚だったとしたらこのような展開も納得が行く。しばらく時間を置いてこの強者の影響が消えなければ次のフィッシュイーターはないのかもしれない。

 激浅ワンドに戻りコイ科を狙う。
 相変わらず反応はしてもバイトにまでは至らない。暗くなるまで待つのもありだが、暗くなってからはナマズを狙いたい。
 というわけで激浅ワンドを切り上げ、蔡沢の様子を見に行く。

 蔡沢は小型のスモールマウスを一匹釣ることが出来たとのこと。しかし、普段ならある、更に小型のスモールマウスの反応がまったく無いという。
 この普段とは違うマルタの数が物語るように、朝方強く降った雨がいつもの場所のいつもの表情を変えたのだろう。
 更に今日は大潮である。当たり外れがはっきり分かれる日である。ここが芳しくないと思ったらためらいなく移動するのが賢明。

 五本松。
 増水があった後なのでフェラガモ水路が良かろうと思い入ってみたが水位は平常通りでポイントに魚の出入りは少なかった。完全にタイミングが遅れたようだ。
 水位と魚のポジションを考えれば対岸へ渡るのが間違いのない方法だろうが既に19時も近い。
 今更長距離の移動をする気にならず、五本松側から「新川で鍛えた」本気を出すことにする。
 こちら側からだと何かと困難も多いが、がむばってみるしゃない。 
 捕食音は遠いが聞こえてくるほどで、いずれ射程範囲内に入って来ることを期待してキャストを続けたが甘くはなかった。やはり然るべきアプローチで臨まなければ厳しい。
 蔡沢も水門ポイントに見切りをつけこちらに来ていたが結局今日の釣果は上流で釣れたスモールマウスのみとのこと。
 魚種不明の、細長い魚体の腐乱死体が流れてゆく。

 大潮の日に外すと小潮の日より釣れず、中潮の日はベターで良いが大潮の日はベストでなければならない…といったところか。
 蔡沢も朕と同年代のおっさん組。昔懐かしのネタ、若かりし時代から今に至るまでの多摩川の変遷について語らった後、それぞれの帰路に就くのだった。

 ※マー語
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tag : 多摩川 ルアーフィッシング

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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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