“お前らに、釣られた魚が、かわいそう”と泣け

 8月5日。

 伝説式“○回連続ボーズなし!”自慢は三回で止まってしまった。
 やはり新川で釣ったことのねえやつは大したことねえのか…ここは上手い言い逃れを用意しなければなるまい。
 というわけで今度は八幡山のカースティングに行き、ザブラミノー123Fの他、シーバス用のトップウォータープラグを買ってみた。
 「今日はインデーのソルト用トップウォータープラグが釣れるかの実験」という訳である。

 今日もまた、ハンドルのがたつきに起因する振動がシェイクするたびにグリップで増幅されどうにもならなくなるぐらいどうにもならない眠気のため、一寝入りしてからの出発となった。

 五本松対岸に入る。
 到着時はまだ光量が十分にあり、ナマズのシャロー徘徊が期待できない状態にあったため、魚食ゴイを探すことに努める。
 実験ネタのソルトプラグはローリングを伴いながら引き波を立ててくる、弱いウェイクミノーといった泳ぎ。以前、費保ひほうに聞いたソルトルアーもこんな感じなのだろう。
 そしてこの泳ぎは魚食ゴイにアピールする質のものだ。シーバスには光量の低い時限定のベイトのような気もするが、シーバスが釣りたくて買ったわけではないので問題無い。
 飛距離はウェイクミノーと大して変わらない気がしたが、キャストはこちらの方が決め易い。
 何度かのチェイスを見た後、ニゴイがヒット。
 見た目の泳ぎが良かったうえに、早々に釣果を得られたことでこのベイトに対する好感度が一気に上がった。
 淡水での釣りにソルトゲーム用のベイトを試みるのはひねくれているからではなく、バス用、トラウト用として売られているものでは補えない領域があるためである。
 ナマズをメインに狙っているのならナマズ用を使えばいいのではないかという向きもあるかもしれない。しかし、ナマズ用として売られているベイトはバス用プラグの劣化コピー品という感じがしてどうも好きになれない。

 李立が現れる。
 「何だ、釣れてねえのか?だらしがねえなあ」「まあよお、オレはおめえと違ってガチじゃねえからよお」
 伝説語録の応酬がここでの慣例だ。
 対岸には蔡沢さいたく
 蔡沢は上流域で関東巨鯉倶楽部を達成したとのこと。どうやら上流域は普段の表情が戻ったようである。

 メガバス的タフコンデションの前に、目視でナマズの存在を確認するのは困難であったが、捕食音は聞こえ、反応も出ていた。
 李立はザラで一本キャッチに成功。
 多摩川で「四回連続ボーズなし!」である。
 完全にまぐれでも「二回連続ボーズなし!」と、鬼の首を獲ったかのごとく気を吐いていた熟練百敗釣師の修羅にはさぞや面白くないことだろう。
 そんな伝説三輪氏の心情を慮った朕は「多摩川のナマズはザラ引くのがパターン。つまらねえ釣りだ」と謗ってやった。
 朕はというと、なかなかナマズの足取りを捉えられず苦戦が続いていた。
 伝説的連続釣果記録を二倍した李立は「いいから釣れよ」と、レジェンドⅡのように励ましてくれる。
 朕は「オレだってちゃんとやってるよ!」とレジェンドギレしながらも、丁寧に魚の通過点となりそうな数ヶ所を打って行き、やっとキャッチに至った。
 いかに熟練百敗釣師でも、ここまで実績を築いてきたBフォロワーを「使いどころがわかんねえ」などとけなしてもいられないだろう。

 次回釣行予定は日曜日。
 伝説の降臨を夢見てこの日は終了となった。
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tag : 多摩川 ルアーフィッシング

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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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