漆園を墨守せよ

 8月2日。

 ハンドルのがたつきに起因する振動がシェイクするたびにグリップで増幅されどうにもならなくなるぐらいどうにもならない事情により、昨日の段階では昼過ぎに流芯ポイントに入り、夕方から夜にかけて五本松対岸でと考えていた計画は取り止めとなり、夕刻から五本松対岸で新川で鍛えた本気を実釣をもって示すことになった。

 この日は少しでもばらしを減らそうと、トライリーン・ビッグゲーム20lbをフルで巻いたスコーピオン1501をゼルのトップウォータースペシャルに載せ、ザラ、チャガースプーク、Bフォロワー、フラットラップといった“本気”のナマズ用ベートを用意。
 また、新型のトリプルインパクトや、ケンクラフトでいうところのノベリューム素材で出来たZマンワームといった“実験ネタ”も備えたので、不意に伝説三輪氏が降臨してこられても「お前の釣りはつまらん」と非難されることは無いだろう。

 現地入り。
 道を通したことによって打てる範囲はから広がった。
 スポットを絞らず、回遊を狙う釣りなので、打てる範囲が広がることの意味は大きい。
 水位はやや上がり、軽く濁りが入り、水面はさざ波立っている。
 波気はあっても水中の様子は見えているという素晴らしい状況。
 開始早々にストライクを得る。
 熟練の百敗釣師には使いどころがわからなくても、朕は使いどころを知っているBフォロワーで。
 対岸にギャラリーは居たが、バス狙いの人にはどうでもいい釣果かもしれない。しかし朕はルアーで釣れるなら魚種問わずの者なので、れっきとした釣果としてカウントする。
 そして「二回連続ボーズなし!」 というレジェンドⅡ自慢の記録を上回ったことを喜ぶ。

 そろそろナマズを狙うべき時間帯に入る。
 李立と若きベテランとその仲間たちも来ていて、若きベテランは既に登戸エリアで40アップをキャッチしたとのことで余裕の体。ボックスに入ったベイトの数々が“あの頃”を思い出させてくれる。
 しかし、今こうしてバスバブル時代の余韻に浸ってはいるが、開封の知府にはバサーの怨敵ともいうべき女が収まってしまった。あの嘘つきはこの仙境をも犯しに来るのだろうか…。
 やはり世間は不快に満ちている。
 にわかに入り込んできた汚濁を濯がんと、朕は再び川岸に立ちキャストを始めた。
 ナマズは回ってきておりバイトは出ている。しかし食いは浅い。
 水面が波立っているためにベイトを捉えきれないのか?と考えられたので、外装だけがうるさい新型トリプルインパクトを投入。
 すると数投後にストライクを得る。
 バンダムの『ダブルインパクト』は失敗作だったが、バンタムのトリプルインパクトは当たりのようだ。
 その後もトリプルインパクトにバイトは出たがフッキングを決められず。
 やがて魚が去ったかのように反応が無くなったので、李立らと合流。
 若きベテランはチャガースプークで一本。李立はチャガースプークとザラで二本キャッチ出来たとのこと。
 そして、若きベテランは「ヒロ内藤」、友人のバクチョーマンは「潮来のプレスリー」という謎の言葉を残し撤退したという。朕は、ふと、謎の言葉「てるくはのる」を思い出した。

 朕と李立は残り、しばらく続けてみたものの、次が来る気配が無い。どうやらナマズはそのほとんどがここを通り抜けてしまったようだ。
 「魚抜けたくさいな…終了でしょう」と朕。
 「そんなこと言ったら、おっちゃんなら“何でそんなことがわかるんだよ!?”ってキレるだろうけど、抜けましたね…」と李立。
 更に待てば次の個体群がやって来る可能性が無いでもないが、我々は「三回連続ボーズなし!」ということで足るとし、ここで撤退した。

 ※マー語
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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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