修羅泣き川

 6月9日。

 毎回魚の反応を得ていながらも、連続ノーフィッシュにいささかへこみ気味。
 かつて伝説三輪氏は「我々は修羅である」と檄文を発し、表向きは道化を演じていたかのように見せながら、実はガチそのものだったことを思い出し、このままでは朕も自分がヘボいために釣れないのに「釣りという低レベルな競争」などと言って問題をすりかえることになりかねないと恐れ、伝説と同じ轍は踏みたくないものだと奮い立ち、夕刻五本松に行くことにした。

 叩きまくったフェラガモポイント。
 ローライトと朝方降った雨で状況が改善されていることを期待したが、今日も「釣れましたか?」「アタリはあるよ」に止まる。
 確証は無いが、ここに出入りするナマズは全て叩いてしまったのかもしれない。

 ふらりと蔡沢さいたくが現れる。
 まったく横山光輝版『史記』で見た蔡沢のような人物である。
 今日拾ったというフェイキードッグが朕のものではないかと問われるが、朕は幸いまだロストしていない。それにしてもジップベイツの理解者がいるとは、と、にわかに喜びを覚え、朕はフェイキードッグの美点を得々と語った。
 しかし、今日はクラッピーグラブでニゴイを二匹釣り、多摩川勝者になったと聞いて「突き落としてやろうか」状態になる。

 フェラガモポイントを捨て、本流側を流すも反応を得られず。
 蔡沢も諦めた様子。
 再び合流し、ここ数年のナマズの動きについて論じ合い、現在の状況に嘆息するが、そんな中で王孫賈おうそんかは調子よく釣果を重ねているという。
 次にまみえることがあったなら、かつてレジェンドⅡがそうしたように「オレはおめえと違ってガチじゃねえからよお」と、伝説式皮肉を言わねばなるまい。
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ジャンル : 就職・お仕事

tag : 多摩川 ルアーフィッシング

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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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