登戸名物にワームシンカーの軽重を問う

 5月27日。

 予報通り雨が降った。
 登戸が生きるかもしれない。
 平日であるため、伝説三輪氏の降臨はまったく期待できないが、増水と濁りに対する期待があるので登戸から開始。

 予想通り、名物三輪は無かった。
 水位は上がっていたが濁りは無きに等しい水色。
 ワンドの中にアユの群れは入っていたが出入りするコイは二、三匹と少なく、ボトムはアオミドロに覆われている。
 移動。

 五本松。
 ほぼ平常通りの状態といっていい。
 光量十分であるため、流芯周りのスモールマウスはどうか、とアンダーショットリグやフェイキードッグで一流ししてみるが反応は得られず。
 また、リトリーブする度に緑の毛が付着してくるのがストレスになり、探りきることなく水路側へ移動。

 コイ、ニゴイだけでなくフナの出入りする様子も見える。
 プレッシャーのかかり易い小場所ではあるが、狭い中に変化が凝縮されているので、じっくり攻めてみたい。
 ナマズの姿も見えるようになり、あの手この手を試してみるが、まったく興味を示さない。
 しかし、絶えず眼前を行き来している。
 ここでフィネスに向かうか、アトラクターに向かうかは判断に迷うところだが、特にプレッシャーを感じているようには見受けられなかったので、誘いをアトラクターに振ってみることにした。フィネスとアトラクターの概念は状況ごとに変わってくるものなので、基準を定めることができない。
 今回は待ち伏せスポットと思しき場所でリッジ90Fにジャークを入れてみたところストライクを得られた。
 正解をやり尽くしてきたという伝説三輪氏いわく、シーバスにジャーク、ツイッチは邪道だそうだが、まさかナマズにまで適用されまい。よってこの結果をして謗りを受けるようなこともないだろう。

 調布エリア。
 このエリアへの執着は無くなったが、川が平常通りの状況であるなら、常時アユの濃いこの一帯は外せない。
 激浅ワンドに入ってみれば、アユは先日より更に濃くなっているように感じられた。
 ニゴイがベートを窺う様子も見られ、光量が落ちたなら必ず寄るべきだと心に留め置き、更に上流の流芯ポイントへ移動。

 流芯ポイントではコイしか釣れたことがない。だからといって捨てられるようなポイントでもない。
 安定した水量と流れ、カバーと変化が十分に揃った一級の場所ではないか。
 しかし、この日は水温がはっきりと冷たく感じられ、見えるアユの数が少なかった。
 何より、ここはまとわりつく緑の毛がしつこ過ぎた。よもや、ヘア解禁の弊害をこんなところで被ろうとは…ふと、島田陽子と『ハンテッド』を思い出し、激浅ワンドに戻る。

 アユの動きはいよいよ活発になり、ニゴイも四匹確認できた。
 ナマズが現れる前に多摩川勝者になっておこうと試みるが、やがてルアーを通しても逃げるどころか無視するほどに賢くしてしまった。
 はからずも魚相手に不言の教化を行い、あとはナマズの進入を待つだけ、と待ち続けたが19時を過ぎても兆候がみえず、終了時刻を迎える。
 これだけの条件を満たしていながらまるで気配を感じられないのはどういうことなのか、と悩んでの帰宅となった。

 同日深夜、朕が撤退する頃、宿河原堰下エリアに入っていた李立と施恩から釣果写真が送られてくる。
 入ったエリアは違えど、釣果を得たという時間帯を考えれば、朕が気配を感じられなかったのも納得。
 彼らは機を捉え勢に乗り、朕は勢のみを頼っていたことによるというところであろう。
 貴奴らめ、やはりわしより一、二枚上手だわい、と感心するも「少年たちには厳しくいく」と、修羅の一面を示したレジェンドⅡに倣いその功を讃えず、「おめえらばっかポイント独り占めしてんじゃねえよ!」とブチキレて、レジェンド式大人の対応をしてやった。
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tag : 多摩川 ルアーフィッシング

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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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