伝説式狡兎三窟

 5月11日。

 いわゆる伝説式保険を打つという意味もあって、まずはバルサエクストリームのジョイントシャッドを用意。
 「今日はBXラパラが釣れるかの実験」とほざいてみる。
 このプラグ、ベートキャスティングで主に使用するトライリーン20LBで巻くと泳ぎが破綻することがあり、また飛びが悪く釣りの醍醐味を味わえないため「おめえらラパラは良い、良いっていうけどよお、オレには使いどころがわかんねえ」という具合で、お蔵入りになっていた一品である。
 今日は風強く、加えて今回入ろうとしている調布、五本松エリアは後ろに控える藪が侮れぬ障がい..となることがある。そこで、ライントラブルを少なくして釣りに集中しようとカベラス・プラチナム662Mのスピニングロッドを用意。ライトリグから5/8オンスクラスのベイトまでのバーサタイルスピンである。
 リーダーは同じくトライリーン12LBまで落とし、BXシャッドのパフォーマンスを発揮できるようにした。
 これはまた「今日はプラチナムのスピニングロッドが釣れるかの実験」という伝説式保険にもなる。

 調布。
 五本松のポイントに比べ、こちらのほうが掛けたあとの取り込みが楽で思いきりキャストができるつくりとなっている。
 できればこちらで勝負を決めたい。
 しかし、風向きが好ましくない。
 キャストしづらくとも風向きがこちらに向かってあるのであれば良いが上から下へ吹き抜けていくという感じ。ベイトフィッシュは相変わらず濃いが、中、大型の魚は流芯寄りという感じ。強風のため流芯まで安定してベイトを飛ばせない。
 魚が寄らず、釣りの醍醐味(キャスティング)も味わえないのならここで粘ってもしょうがない、というわけで五本松へ。

 プレッシャーのかかりやすい小場所であるというのが泣き所の五本松クリーク。しかし、ナマズが入って来る条件は満たしているので外せない。厄介者の藪も今回は風除けの役割を果たしている。
 慎み深いナマズたちに手を焼くこともあったが、ベートを求めて徘徊する個体を発見しBXジョイントシャッドは覿面に効いた。
 まずは一本キャッチ成功。
 まだまだ時間があるので続けるつもりではいたが、魚はこれで終わりということもある。
 ここは伝説三輪氏のように、鬼の首を獲ったかのごとく喜び、「今日のオレの仕事は終了」といって、その後外したとしても、もう仕事は終わっていたのだからしょうがないという方向に持っていくレジェンドロジックを用いた。
 しかし、今回は選択したベイトが適切だったようで70オーバーのナマズもキャッチできた。
 三重に掛けた保険が朕に安泰をもたらしたといえよう。
 今回はギャラリーも居り、奇跡の釣果を得たレジェンドⅡのように「周りが釣れてない中釣るのは気分がいいのう」が出来た。

 かつて、多摩川でノーフィッシュが続く伝説三輪氏に「手堅さに走って、オレらしさを見失ってねえか?」と、問われたことがある。
 奇抜なタックルで臨もうと、現在釣れているベイトを用いようと、何れにせよ魚を釣ろうとするうえでの基本的な「アプローチが成ってねえ」のだから、ちっとも自分らしさを見失っていなかったと思う。
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tag : ルアーフィッシング 多摩川

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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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