実験讃歌

 5月9日。

 先日見たところ、一時期釣れていた水路が再び釣れる状態になっており、ナマズの姿も確認されていた五本松に入ってみることにした。
 ナマ師初年から年を追う毎にナマズも慎ましやかになっているため「今日は五本松でオールスターのトラウトロッドが釣れるかの実験」といって、伝説的保険を打つことは怠らなかった。

 雨がしとしとと降る夕刻。
 辺りには誰一人居ない。
 こんな時に限って釣れているところを伝説三輪氏に目撃されるかもしれない。
 「おめえばっかポイント独り占めしてんじゃねえよ!」と、泣きキレられたうえ、突き落とされることを恐れた。

 ポイントに魚を寄せる要素は十分。
 ニゴイが見えたので、ひとまず多摩川勝者になってやろうとキャストしたところ、背後の藪にベートを引っ掛け、修復不能をやってしまう。
 帰ろうかと考えはしたが、ウォーターマフィアに蹂躙されて以降、この流域は良い所、良い時が長続きしなくなってしまった。この機を逃せば再びノーフィッシュの日々を送る羽目になるかもしれないと恐れた朕は、から面倒くさいと思いながらも、一度草庵に戻りリールを載せ換えた。
 この足労が実を結び、キャッチ成功。
 しかもタイダル90Fでのヒットなら伝説的批判にさらされることもない。何故なら伝説三輪氏もシーバス用のイマコモモを愛用していたうえに実績もあったからだ。

 小場所である。
 その後、ここに来るナマズたちはいっそう慎み深くなり、反応してもフッキングに至ることはなかった。
 これを打開する方策も思い浮かばず「オレだってちゃんとやってるよ!」とレジェンドギレして納竿とした。

 ※マー語
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tag : 多摩川 ルアーフィッシング

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天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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