四半半世紀

 4月15日。

 連休最終日。
 北風の強い、小潮の日ではあったが晴天。釣行こそは我がワーク。
 今日も「新川で鍛えた本気を実釣をもって示す」べく多摩川に向う。

 と、その前に小黒王号の修理。
 カワサキのカタログに載っていたツインの400がフューリーロードイメージで良い感じだ。時速240キロでびびってしまった朕にはちょうどよいクラスかもしれない。
 いつになったら買えるのか、或いは一生買えないのかもしれない…などと考えているうちに仕上がり出発。

 再びナマズを第一ターゲットとして狙うと決めながらも、その趨勢の片鱗にさえ触れられていない。
 それでもこれまでの蓄積はあるので、やたらめったらに打つということはせずに済んでいる。
 かつて、その釣れなさぶりを指摘したところ「オレが考えなしにやってると思うか」と、ブチキレていた人があった。
 その考え方が根本からずれたものであるなら、結局考えなしでやってるも同然である。
 今、まさにレジェンドIIと同じ立ち位置にある朕であった。

 フィーディング、ハイディングのナマズが居る条件についてはいささかの心得があり、そういった条件下の個体は、昼夜を問わず反応を得ることができる。
 今は水温もナマズが活動するに足るものになっているので、流れの本筋と繋がる周辺の地形に注意しながらポイントを求めていけば良いだろう。

 まずは宿河原堰下、マルタ瀬一帯。
 十分な流量と常に新鮮な状態の水が通る場所である。カバー要素は岸際の石積みと流心程度と底の浅いものだが、魚が止まるポイントを擁しているので打ってみる価値はある。
 ポイントに近付いてみれば既に先客があったので「オレはおめえらと違ってガチじゃねえからよお」と呟いて更に下流に移動した。

 先日の実績ポイント。
 強い吹きさらしの下では使用ベートが限られる。
 このような状況下で釣りの醍醐味を味わうには鉄板バイブが適している。
 ウインディサイドとなる超浅場にコイがから見えたが、ナマズの姿はなく、一応という感じでキャストしてもニゴイのチェイスを見るだけに止まる。
 視界の届かない流芯部を通してみたが反応は得られず、ロストこそせずには済んだが度々困難な根掛かりに遭遇。
 これなら同じような条件を備えながらも根掛かりによるロスト率の低い宇奈根エリアの方が快適だろう、ということで移動。

 宇奈根のポイントに入る。
 数投していたところバサーらしき中年に話し掛けられる。相当やり込んだ話し好きのルアーマンという感じだったが、話を聞いているうちに、かつて朕がHP上に無修正の釣果写真や、入ったポイントを忌憚なくアップしていたことをにくんで絶縁宣言を突きつけた人だということに気付く。
 あれから十二年近い歳月が経っている。
 どんな艱難辛苦が彼を蝕んだのか、朕の顔を忘れ、その容貌もこうまで変わり果てていようとは。共通の知人である伝説三輪氏が見ても彼とは気付かないであろう。
 時の流れというものについてしみじみと考えさせられながらも、結局最後まで会話にかまけて時間を費やし、夕刻を迎えると共に撤収となった。

 ※マー語
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tag : 多摩川 ルアーフィッシング

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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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