伝説跡から吟場まで

 4月14日。

 昨日、ナマズをキャッチしたものの、見えた個体が釣れただけで、全体像が掴めたわけではない。
 まずは登戸に入ってみてからどうするか考えることにした。

 平日ということもあり、当然のように名物の三輪車は無かった。
 予想通りだが、人生には喜びより、つまらないこと、不愉快なことの方が圧倒的に多いということを示していた。
 先ほどまで雨が降っていたこともあり、流れと濁りがはっきりと生じている。朕は最初からフェイキードッグを結んでいたが、これを見てブレードベイトにチェンジした。トップウォータープラグで“男らしい釣り”を決め、ドヤ顔自撮りをし、伝説三輪氏を慰労して差し上げようという試みは開始早々に挫かれた。
 先客があり、見れば馮諼ふうけんだった。
 今日はテトラ帯でスモールマウスを一本キャッチできたとのこと。シーバスもやっていて都心港湾部でそこそこ釣っているという。
 朕が諦めているスモールマウスと、去年からほとんど釣ってないシーバスまで…という訳で、朕は「オレはおめえと違ってガチじゃねえからよお」と、伝説三輪氏のようにいかにも関心がないことのように振る舞ってみせた。
 しばしキャストをしてみたものの、魚が入ってきているという感触が無かったため中洲に渡ることにした。

 中洲に渡り侯嬴こうえいの守る門へ。
 流れの効いたフラットのささやかな緩みにナマズが潜んでいるのが見えたのでスピナーベートを通したところ、すぐにバイトし、すぐにバレる。
 他に見える魚といえば、増水によって出来た浅瀬に集まるコイだけだったので、更に上流の様子を見てみることにした。

 五本松対岸に向う途中、第二ワンドの名残のような抉れを発見。
 もしやと思い、覗き込んでみると、流れが巻いた岸沿いに、二匹のナマズがわだかまっているのが見えた。キャストしてみたところ、バイトは得られたがフッキングはせず、プレッシャーを感じたか二匹とも消えていった。
 濁りと光量の関係でこういった場所がポイントになっているのか。ならば五本松対岸エリアに着くまでに一本ぐらいは拾えるだろう、と思っていたが甘かった。
 その後、ナマズの姿を見ることはできず、流れが巻くスポットも見つけられず、次第に空が晴れていった。

 五本松対岸エリア。
 シャローフラットに入ってくるコイの数は多く、光量が落ちればナマズも同じ道を辿ってくるかもしれない、と待ってみることにした。
 ルアーに反応するコイは居ないかとたまにキャストしてみるが、ルアーに気付くと逃げていく個体を見るのみ。やはりアユに狂う時期でなければ無理のようだ。
 やがて馮諼が仲間を伴って現れる。
 上流の瀬周りに探りを入れてみたがマルタやニゴイらしきアタリがあったのみとのこと。
 馮諼たちは移動しながら探って行ったが、朕はここに果たしてナマズが現れるのかを確かめるため残った。
 偏光グラスが効かなくなりかける時間帯というのがひとつの目安である。
 ニゴイらしき姿が見えればキャストしてみたりもしたが、極力水面にプレッシャーをかけないようにと、動くことを控えて待つ。
 結局、暗くなってもナマズの姿は確認できず。
 ナマズの足は中洲途中の巻き返しで止まっているかに思えたので移動決定。。
 「もしかしたら釣れるかもしれねえじゃねえかよお!」と、伝説三輪氏が居たらキレられようというところだが、“もしかしたら”に相当するものが見えなかったので、登戸上流側のシャローフラットを流して帰ることにした。

 登戸には侯嬴らしき姿が見え、馮諼らも居た。
 「アタリはあるよ」という状況で侯嬴らしき釣り人が魚をバラしているのが見えたとのこと。
 朕はスーパースプークJrとワンダーで流してみたが反応は得られず、帰ろうとしていたら馮諼の仲間がファイトしているのが目に入る。
 馮諼がキャストしたロッドを仲間に預けていたところヒットしたとのことで、どちらの手柄かは断定できず。
 何はともあれ魚無しのページも寂しかろうということで、写真を頂く。
 また、並んで釣りをしていたこともあり「おめえばっかポイント独り占めしてんじゃねえよ!」とレジェンドできなかったことも悔やまれた。

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tag : 多摩川 ルアーフィッシング

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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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