伝説的実験運用を試みる

 4月10日。

 以前、義士が面白いものを手に入れたと言っていた。
 ブティック社『バスフィッシングのすべて』に掲載されていた、スピンリグのトレーラーにはこんな感じのデッドベイトが使われていたことを思い出す。

 かくして「今日はデッドベイトで釣れるかの実験」と、釣れなかった時のためのヘボ隠しの言い訳が用意できたところで多摩川合流決定。
 日曜日なので、名物がかつて君臨した登戸へ天下る可能性があるかもしれないが、“本気”で釣りたかったのでハイプレッシャーを嫌い、結局宇奈根へ行くことになった。

 現地入りしたところ、義士はすでにキャスト中。
 他に釣り人も居らず、独占状態である。
 「おめえばっかポイント独り占めしてんじゃねえよ!」と、レジェンド式挨拶をば一声。
 早速デッドベイトの現物を見せていただき、手にとってみる。思っていたより固く、ARジグに付けようとしたところ身が裂けてしまった。
 「つっかえねえ」と、マー語が漏れるが、同時にスピンリグの写真を見て笑ってる場合ではなかった、きちんと記事の内容を読んでおくべきだったのだ、と、悔後に立たず状態。
 結局、デッドベイトが釣れるかの実験というノーフィッシュを食らったときの逃げ口上は消失し、新川で鍛えた本気を実釣をもって示すしか無くなってしまった。

 光量はカバー寄りに思えるが、流れと地形の絡みを考えればオープンも良さそうに思えてくる。
 巻いて釣りたいので主にオープンウォーターを細かく移動しながらルアーローテーションを繰り返した。
 テトラ帯の中にスモールマウスの姿を見ることはあったが、どうにかなるような状態の魚ではない。
 小規模なアユのスクールをみることもあったが、全体に影響を与えるほどの力はないようだ。
 次第に『千夜釣行』的景色と雲行きになってゆく。
 テトラ帯にライトリグを打っていたアングラーが超小型のスモールマウスをキャッチしているのが見えた。
 あのクラスが動き回っているということは付近にナマズが居ないということか。
 結局、なにひとつ確信めいたものを掴むことはできず、「多摩川は見えてくるものがないのう」と、レジェンドの言葉を借りて締め括った。

 一方、この日、李立は登戸エリアに入っていた。
 伝説三輪氏が降臨することはなかったようだが釣果はしっかりと得ていた。
 ルアーでの釣果ということもあり、かの偉大なるレジェンドⅡのように、ドヤ顔自撮りを試みようとしたが、これは伝説の称号を得た者にのみ許された特権であるという厳然たる法のことを思い出し止まったとのこと。
 適正な判断というものだ。

 ※マー語
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tag : 多摩川 ルアーフィッシング

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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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