勝ち組と詐欺師

 3月19日。

 温かい土曜日。しかし雨である。このような天候では、実は「根性が無え」伝説三輪氏が降臨することなどまず無いだろう。
 午後になり、雨は止んだが、今度は朕自身がガス欠状態となり、どうせ登戸名物も見られないのだから、と休息を取った。
 夕刻頃に回復したので、マルタ用のタックルを持って宿河原堰下エリアを目指した。

 現地入りしてみると、ポイントそのものに釣り人が立っていた。魚が寄る場所に直接プレッシャーがかかっているという具合。
 予想通り、この釣り人が去り十分ほど経過したところ、魚の息遣いが見えるようになった。
 ポイントが復活し、登戸エリアでペケニシモなスモールマウスを釣ったという李立が到着。午前中の雨の影響か、登戸エリアに現れた釣り人は土曜日にしては少なく、江三子とセニョール以外に知った顔はなかったとのこと。公孫戍こうそんじゅがナマズをキャッチしていたというので、次に会うときに備え、伝説三輪的僻み文句を考えておかなければならなくなった。
 フェラルキッドと並んで釣りすることの不利を感じながらも、朕はマルタ四本、ニゴイ二本という釣果。李立はマルタ二本、ニゴイ四本という釣果。
 もし、張横が立ち合っていたなら李立の圧勝という判定が下されていただろうが、今日はマルタ釣りなのだ。朕の勝ちであろう、と久しぶりに競り勝ったと喜ぶ。しかし、李立も勝ちを譲らない。登戸で釣ったスモールマウスのことを忘れてもらっては困る、とのこと。
 「なるほど、そうであったな」と、朕は一歩退かざるを得なかった。
 これこそが伝説三輪氏いうところの“釣りという低レベルな競争”というものなのであろう。そして、この低レベルな競争にさえも及ぶことなく卒業宣言したレジェンドⅡを偲ぶのであった。
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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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