笑撃のキングオブコメディ

 12月27日。

 昨晩は、の店長、費保、倪雲、狄成らと宴席にあった。
 様々な話題の中、アメリカ独立記念日を祝うを善しとしないトム・スウィワードの話に感銘を受け、リッチ・ザレスキーのワームフィッシングの話は明日からでもすぐに使える貴重な情報となった。

 同日、“誰でも釣れるヌルい”フィールドへ行っていた秦明と李立はこの時期の釣りを堪能していた。
 李立は例によって足を使い二桁越え。
 秦明は機を待っての釣りを行いしっかり釣果を残す。
 釣り方を知っていれば、確かにレジェンドⅡの言う通り、誰でも釣れるフィールドではあるが、実はそれほどヌルくないし、ヌルいと言った本人は悲しくなるほど釣れていないのが本当のところである。
 また、トラウトを第一ターゲットにすると言っていた史進は釣堀に行くのかと思っていたら、ネイチブに走っていた。
 千葉の漁港とサーフでの釣果だという。
 いかに妬ましくともサーフでは突き落としてやることが出来ない…。

 さて迎えた当日。
 気温は上がらず、風は北から。魚が積極的にルアーを追う状況にはなりにくい。表水温は下がり続ける一方だから、深めを打ったほうが確率を高められるだろう。
 ナマズ狙いでもボトムルアーを用いるべき時である。
 というわけでトラブル少なくボトムレンジを攻められる、ライトリグ対応のスピニングタックルに、三種類のソフトプラスチックと、低水温期でも活発な追いを見せることがあるスモールマウスに対応できるようリップレスクランクを始めとする数個のハードベイトを持って多摩川に向かった。

 北風はマイナス要素となる懸念を持ちながらも、風が吹き付けるポイントを擁する登戸に入ることにした。
 現地入りしてみたところ、日曜日にもかかわらず、今日も登戸名物は見られなかった。
 「多摩川はもう飽きた」発言は伊達ではないようだ。あれから一年以上経っている。「オレはおめえらと違ってガチじゃねえからよお」とか「正解はお前らに任せた」といった名言も虚しく響く。
 先日の本流筋の水温は16℃近くあったが、この風を見る限り、ボトム付近を探るのが無難だろう。
 諸要素がぶつかる場所なのか、まったくの緩みなのか、どんな条件のカバーなのか、シャローは控えているべきなのか、水深重視だけで良いのか…更に、純淡水域ではあっても潮汐は意識に入れておかなければならない。
 通い慣れた場所であっても、釣行毎に表情は違うものである。
 中洲には魚食鳥の群れ。川筋にはカイツブリ。目には見えないが、ベイトフィッシュは多いのかもしれない。魚が沈んでいることが予測できる。プロダクティブゾーンは深めにあると見ていい、というわけでダウンショットリグを組む。ある程度展開にスピードを持たせたいので、シンカーはやや重めの1/8オンスにした。
 
 カバーの絡む深場を流していくが反応は得られず、サンドバーのあるポイントまで来てしまった。
 この辺りは水深が浅めで風と流れがぶつかり、巻いているようにも見え、吹き溜まりとなるだろう。水深と狙いをナマズからスモールマウスに替え、モーグルバイブで巻き進んだが、あるつもりでいたサンドバーは消失していた。
 ここで手を失う。
 寒さが身に滲みてきたこともあり、スタート地点に戻ろうと上流側を見れば、川に入る鵜の数が増えたことに気付く。その数十羽程度。集まっているだけでなく捕食活動もしている。
 鵜が集まるほどのベイトの規模ならナマズも寄せられるだろう。
 勿論、ナマズ自身も捕食対象にされることもあるようだが、大型の個体はそれでもなおベイトを窺う傾向がある。スモールマウスも肉食魚である以上、それに準ずるはずだ。
 しかし、鵜が居る今、オープンウォーターでの捕食は危険。
 上空からのプレッシャー、低水温というプレッシャーの緩和を考えれば、打つべきはカバー周り、深め。
 再びダウンショットリグを組み、ベイトが居るであろう周辺のカバー付近を通す。何度か通しているうちにバイトの感触を得る。
 アワセを入れた時の重量感からナマズかと思っていたが、寄せてみれば何とラージマウス。
 マンモスうれピー、ラージマウスの40クラス。

 上流側に居る李立、セニョール、李俊、張横、下野さんらに自慢しに行ったところ、李俊は早々にスモールマウスを、下野さんはコイをキャッチしたとのこと。大潮の中の最高の幸運は今回朕に巡ってきたということだった。
 李立が「ラージ狙ってたんですか?」というので、朕はレジェンド語録を用い「自分、根っからのバサーなもんで」と、うそぶいたが、ナマズ狙い、あわよくばデカスモールというゲームでのードだというのが真実である。
 しかし、外道であってもラージマウス。本命より圧倒的に嬉しい魚だったことも確かであった。

 ※マー語
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tag : 多摩川 ルアーフィッシング バスフィッシング

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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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