登戸で立川ローカる

 11月29日。

 昨日はライブベイトの威力を見せつけられたので、朕もレジェンド語録にある「釣れてるやつの真似しねえと見えるものも見えてこねえぞ」を実践しようかと思ったが、ベイトの確保や仕掛けを組む面倒さを考え踏みとどまり、代替としてロボ・奥田のデビルスイマーを用意してこの日に臨んだ。
 トリガー寄りで、かつ、強い存在感を出せるものを求めての選択。ナマズ相手なら、釣れれば一発で壊れる恐れもあるが、ナマ師としてはナマズが釣れるなら壊れても惜しくはない。
 かくして「新川で鍛えた本気を実釣をもって示す」べく、アユの集結する登戸へ向かった。

 現地に登戸名物三輪バギーは無かったが、セニョール、李俊、張横の姿があった。
 剪払ののち、周囲を見回せば見覚えのある姿を発見。
 義士だった。
 こちらに気付かずキャストをしていたので忍び寄って一声。
 「おめえばっかポイント独り占めしてんじゃねえよ!」
 「オレだってちゃんとやってるよ!」との返礼が来る。
 上下には他にも釣り師が数人居り、休日の登戸のいつもの風景になっていた。
 北風が時折強くなる厄介な状況。
 しかしナマズの動きは活発なようで、張横はアユの群れを追い上流へ向かう五、六匹のナマズの姿を目撃し、義士は一匹バラしたという。
 朕が立った場所に40クラスのラージマウスが見える。朕には釣れないタイプの個体なので、張横に知らせ何とかしてもらおうと試みるが、張横が来た頃にはいずこかへと消え去ってしまった。
 ほどなくして李立が現れる。
 今日もライブベイト用のタックルを持ってきている。
 アユは特に狙わなくても誰かが針掛かりさせているのでベイトの調達に不自由しないという環境にある。
 そのうち、ついに李立がライブベイトでナマズとニゴイをキャッチ。
 また、ここで度々顔を合わせるシーバサーはリップレスクランクでナマズを二尾キャッチとなかなかの好況。
 ルアーにはバイトしてもフッキングしないニゴイ、しっかりバイトしながらもアユだけ持っていくナマズ、デビルスイマーを持っていくカモメ、水中クンバカを敢行する少年釣り師、と、レジェンドⅡが大好きな“ネタ満載”な日中の登戸だった。

 光量が落ち、釣り人だけでなく鳥も去っていく頃、ようやくナマズがルアーに反応するようになる。
 しかし、「釣れましたか?」「アタリはあるよ」状態が続き、やはりルアーでは厳しいのか?と話し合っていたが、李立がザラでバイトを得る。
 レジェンドⅡの好む“男らしい釣り”での釣果である。
 もし、今でもレジェンドが健在だったら、どんな罵倒が繰り出されるのか。想像もつかないので、朕は「お前らに、釣られた魚が、かわいそう」という五七五を詠じ、釣果を得た者たちの功を讃えた。
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tag : 多摩川 ルアーフィッシング

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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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