銀輪功

 9月20日。

 昨日、シーバスをやりきれなかったという悔しさと、翌日も休日であるということが重なり、自転車でシーを狙いに行こうと李立と話していた。この日は施恩も休日ということで参加決定。
 自転車での長距離移動は煩わしい上に体力的にもきついので、朕はせいぜい丸子橋周辺まで、と考えていたが、李立は丸子が芳しくなかったらドブまで下るという気勢を見せていた。

 かったり~、と思いながらも自転車を漕ぎ出し、水道橋を渡る。この時点で早くも自転車で来たことを後悔し始めている。
 移動の合間、下野さんと師匠に会う。
 下野さんに、朕が李立にルーミスロッドを与えた責を問われる。しかし、朕ではルーミスのポテンシャルを引き出せなかったのでいたしかた無かったのだ…。
 師匠はエサ釣りタックルで来ていたが、相変わらず状況は悪く小物はバイトのみだったと言う。映画の話などしながら釣り糸を垂れる日が今後あるのか不安になってくる。

 李立、施恩と合流し下流へ向かう。
 ならペンションの高い若者たちは快調に歩みを進めるが、朕は丸子付近で既に進む気力を失っていた。
 堰直近は人が多く、引きたいコースを通せず、また、思っていたよりポイントが少ないため、やや下流側へ移動。
 鉄橋下に気の利いたオブジェを見つけただけでなく、イナッコの大群が溜まるストレッチを発見したので、朕はこの付近でシーを待つことに決める。
 一方、ここに有望なポイントは無いと判断した李立と、龍盛菜館へ行きたくてしょうがない施恩は更に下流を目指すという。
 朕は帰路の辛さを慮ってこれ以上の移動を拒絶。
 浅い一帯の流れの道筋に居るイナッコだけが頼みの釣りになるが、上げ潮に乗じてシーが通るかもしれない、と淡い期待を持って打ち続けていたが、時々ボラの群れを脅かすのは大型のコイであるような気配。
 途中、施恩から電話あり。
 ドブに着いたとの報だった。
 驚きと呆れが交錯しているうちに、釣果まで送られてくる。
 朕はというと帰宅を意識しながらの移動中、ボイルを見ることはできたが攻略は成らず。鉄のチャリで気の滅入るような帰り道。前にも二度とチャリ釣行はやるまいと思いながら、またこんなところまで来てしまった愚かさを悔やんでいた。

 結局、施恩は6本、李立は1本のシーをキャッチした上、龍盛菜館で飯を食うことができたという。
 羨ましくはあったが、自転車であの距離の往復は絶対無理。彼らとはすべての面で次元が違うことを思い知らされ「突き落としてやろうか」と、レジェンド流の賞賛を贈った。

 ※マー語
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tag : 多摩川 シーバスフィッシング

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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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