ブサイクへのヒザ蹴り

 8月10日。

 今月末の鮫川遠征に備えて、玉屋へ行き、浸かり用の特長を買う。
 浸かりの釣りはあまり好きなスタイルではないが「これがなければ攻めきれないポイントは間違いなく存在する」のもまた事実だ。とりあえず買いはしたが、無駄な投資になることを願うばかりだ。
 幾許かの散財を済ませ、携帯を見ればメール着信あり。
 先日、荒川へ行ったという義士がライギョをキャッチしていた。
 この羨ましい釣果に「突き落としてやろうか」と、レジェンドⅡしようかと思ったが、仲間は50アップのブラックを釣ったとのことで「何だ、ライギョ一匹だけか。だらしがねえなあ」と、別のレジェンドⅡ語を贈ってやった。

 この日は、にわかに降った雨で増水しているだろうから、と増水によって力を持つ第一ワンド跡を擁する登戸へ向かった。
 稀代のヘボアングラーには“ガチ”とバカにされる朕である。ゆるく構えてはいても、常に本気で釣ろうとしているのだ。

 現地入りしたところ、李立が到着しており、レジェンドⅡが使っていたものと同じカラーのチャガースプークを渡す。
 「このカラーしかありませんでしたか…」
 「他は下地がクリアーのやつしかなかったからねえ」
 「じゃあ仕方ないですね」
 チャートカラーのチャガースプークで、このカラーが釣れないというわけではない。釣れない人が使っていたカラーだから印象が良くないだけというだけの話である。
 実釣のほうはというと、第一ワンド跡は魚を寄せる条件が揃っていて、明るいうちからナマズの反応を得ることができていた。
 しかし表層に浮いた油かヘドロの類やゴミが大いにリトリーブを妨げストレスとなっていた。
 途中、激しく雨が降り一時避難。
 ストレスの種は粗方取り除かれたが、朕も李立も「釣れましたか?」「アタリはあるよ」状態に悩まされる。
 しかし、朕より上手の李立はしっかりフッキングを決めていた。
 当然、先輩格である朕は優れた後輩に「突き落としてやろうか」と凄んでやった。しかし、オリジナルのような必死さを醸し出すことはできない。
 あの形相、ドスの効いた声は“ガチ”でなければ出せないものだ。
 
 その後、朕はウェイクミノーを、李立はヒットルアーのザラをロストし気勢を削がれる。
 朕は早速ランカーズに注文。
 不人気商品だから在庫は十分あるようだ。近日中手元に届くだろう。これにて一安心し、ノーフィッシュを悔やみながらもレジェンドⅡのように荒れることなく平穏のうちに納竿となった。
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tag : 多摩川 ルアーフィッシング

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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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