「Bフォロワー良い、良いっていうけどよお、使いどころがわかんねえ」に対する回答

 6月5日。

 昨晩から今朝にかけて施恩が“本気”を出していたようだ。
 多摩川から伊勢原を股にかけての釣果。
 レジェンドは口ばかりで実現させることのできなかった、ビッグベイトを用いた「男らしい釣り」というものを施恩は体現していたのだった。
 この結果を見て、「オレはお前と違ってガチじゃねえから」と言って面目を保った気になるのが、レジェンド言うところの“大人の対応”というやつなのだろうが、釣果を得ることが第一の喜びである朕は己を偽れず、素直に羨ましがり、悔しがった。

 かくしてこの日も夕刻頃から多摩川に向かう。
 雨の予報と現在ぱらつく雨に、GETT聖衣のレインウェアで身ごしらえし、“本気”のTAS783C・ゼルのトップウォータースペシャルを手に五本松を目指す。
 いうまでもなく「昨日釣れたから」今日も行く、というやつだ。
 
 五本松到着。
 まずはコイでも、とラトルに一手間加えたチャギンスプークJrをキャスト。
 ラトルが固定されてしまったクロームカラーのものより、遊動ラトルが生きたボーンカラーの方が動きが良いように見えたが、どちらが良く釣れるのかは定かではない。
 ただ、夜間のナマズを狙うなら光を通し難いボーンの方が出番が多くなるだろう。
 コイらしき魚がルアーに反応していたが、バイトには至らず、ナマズを期待できるような時間帯でもない。
 とりあえずコイでも釣って時間を潰すのなら、もっとアユの魚影が濃い瀬周りを探すべきだろう、ということで瀬とシャローフラットのある上流へ移動。

 二つの流れが瀬を通してひとつにまとまるポイント。
 ナマズ狙いにも良さそうな場所である。
 ポイントへのエントリー経路が見つけづらく、ポイント到着まで少々難儀したが無事辿り着くことができた。
 予想通りベイトフィッシュは濃厚。
 緩みのシャローフラットにアユを追う魚を確認。コイ、ニゴイ、マルタのいずれかだろう。魚種まで判別できなかったが、とにかくルアーで釣れる状態の魚がいる。
 であるなら釣っておこう。ということでBフォロワーをキャスト。リップ付きルアーではベイト本体がボトムを叩く水深、トップには出きらない状況がこのベイトを使うべき場面のひとつである。
 「釣れてるやつの真似しねえと見えてくるものも見えてこねえぞ」とぶっていた本人は、釣れている朕の真似をするどころか、そのスタイルを否定していたが…。

 雨が少しずつ勢いを増す。
 川が増水すれば帰り道が水没してしまうような場所である。
 陽が落ちるまで粘りたいところではあったが、こうなってくると足場の確保が容易な五本松のほうが安心してキャストを続けられる、ということで移動。

 五本松到着。
 水は目に見えて勢いを増している。先ほどのポイントからの離脱は正解だったようだ。
 このまま増水が進めば、普段はプレッシャーに晒されている上流側のワンドが力を持つのではないかと期待しつつ、キャストを続ける。
 しかし、増水に乗じて流れゴミがひどくなり、PEラインに付着する藻は最悪で、リーリングもままならなくなるほど。
 このリーリングを妨害する藻にからストレスが溜った朕は、時折捕食音も聞こえるこのエリアを捨て、流入ゴミの影響を受け難いポイントにして、ここまで増水すれば魚たちの避難場所になるであろう第一ワンド跡を目指すことにした。

 第一ワンド跡はおだやかなものだった。
 直下にある馬の背周りはゴミ混じりの増水の影響下にあったが、ワンド跡は水面も凪いでいるほどだ。
 普段は水勢が弱く、力の無いこの場所も今日のような状況では力を持つはずである、とキャスト。
 すると程なくしてラトルルーム改のチャギンスプークJrに血を吸わせてやることに成功。
 取り込みの際、浸からなければ安全に取り込みが出来ない状態であることがわかり、やむなく入水してのキャッチ。まだ次を望めそうな気配はあったが、とりあえず本命が釣れたのだから良しとしようじゃないか、と納竿。
 「おめえは根性がねえ」と、レジェンドに叱咤されてしまうのかもしれないが、水浸しの靴を履いたまま続けるだけの忍耐力は朕には無かった。

 ※マー語
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tag : 多摩川 ルアーフィッシング

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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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