爛漫

 4月27日。

 朕が娑婆の責め苦の中にあえいでいるとき、救いとなるのがサマナたちのワークの結果を知るときである。
 先日、義士は堰下エリアでナマズをキャッチしていた。
 以前話題にしていた1/f周波数を出すことに成功していたようだ。
 上流エリアをスモールマウスのごとく回遊していた李立と施恩もいい釣りができていたようだ。
 特に施恩は9本というスコアをたたき出していただけでなく、70オーバーのナマズまでキャッチしていたので「突き落としてやろうか」と、賞賛の言葉を贈った。
 自分だけ釣れない先輩格に石を投げられたり、キツいやっかみ、負け惜しみを言われるのは後輩として名誉なことなのかもしれない。

 さて、ようやくワーク可能となったこの日。眠気を抱えたまま登戸に入ってみれば、あの人の姿が。
 師匠である。
 朕は身をこごめていう。
 「おひさしゅうございます。師匠どの。昨年の一別以来ですが、その後お変わりありませんでしたか」
 「おお、久しぶりじゃのう。そういえば…」
 師匠は懐から何やら取り出している。
 と、それは携帯電話であった。
 「これで釣果自慢などのやりとりができましょう」
 と、朕が言えば
 「使い方がよくわからんのじゃ」
 との仰せ。
 朕もこの種のものの扱いは不得手のため、すぐさま話題を釣りに切り替えて逃れる。
 先ほどまで、李立や施恩と上流側に居たとのことで、彼らはまだ残って続けているとのこと。
 上流側のポイントの様子が語られ、現に流芯がらみのカバーからスモールマウスがルアーにバイトしてくるところを見たという。
 朕は師匠不在の間のフィールドの推移について語り、今日やろうとしていることについて話しているうちに夕刻が近付く。
 
 師匠が撤収した後、朕は馬の背周りで本気を出すことにした。
 ここがこの一帯で最もわかりやすいフィーディング発生条件を備えた場所であり、“この前釣れた”場所でもある。
 非常に浅い場所ではあるが、風と流れの問題から、トップウォータープラグでは満足に仕事をこなせないだろう、というわけでこの日も湘南発祥のスーパーメソッド、パーやん引きでワンダーを引くことにした。
 合間、上流側の李立と施恩から釣果と共にこれからこちらへ向かうとの報が入る。
 結果は李立3本、施恩2本のスモールマウスと、上々のものだった。
 朕も程なくしてバイトを得る。
 小ナマではあるが、とりあえずの本命をキャッチ。
 釣れたし、腹も減ったし、眠いし、と帰ろうとしていたところ李立、施恩到着。
 これからここでやるという。

 帰宅し、カレクックをキメていた頃、メール着信あり。
 施恩はビッグバドで、李立はフラットラップで、と、それぞれに結果を出していた。
 当るべからざる勢いというのはこういうことを言うのだろう。
スポンサーサイト

テーマ : お仕事奮闘記
ジャンル : 就職・お仕事

tag : 多摩川 ルアーフィッシング バスフィッシング

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

dragon

Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

最新記事
月別アーカイブ
リンク
検索フォーム
QRコード
QRコード