みんなで楽しくダエエバー

 5月3日。

 昨日、武松がドブシーバスをキャッチしていた。
 なかなかのサイズだが、語られる内容からしてドブは相変わらず状況が芳しくないようだ。
 都落ち以前は思うようにブラックのフィールドに行けない朕にとって身近なフィールドであったドブも今ではブラック釣り場同様、特別なフィールドになっている。

 かくして迎えた二日連続ワーク可能な日。
 潮回りは良いが体調が悪い。
 スモールマウス同様、こちらも回遊すればそれなりの釣果を得られることは実証されたが、今の朕にそんな体力気力は無い。
 娑婆の連中は連休に入っているだろうから人もから来ているだろう。
 ということで、日中はエサ釣り、夕刻からその存在が目立つようになってきたアユを恃みにナマズ狙いという構えで出発。
 そんな折に、この日上流エリアに入っていたという義士より釣果報告が入る。
 ナマズとスモールマウスという、多摩川ゲームに於いての満点釣果。
 「突き落としてやろうか」としか言いようがない結果である。

 現地入りしたところ河川敷には予想通りの光景が広がり、アダマンチウムも溶かすほどのオプティックパワーを我が眼に宿らせたまえと心から願う。
 師匠もほぼ同時に到着し、朕はエサ釣りを、師匠はルアー釣りを開始。
 まだオイカワを期待できる時期ではないためフナを意識して底を打つ。アタリはあったがハリスが細過ぎ切られ、ハリスを太くしたらメインラインが切られ、と苦戦のうちに終了。 

 陽が傾き、嘘つきとビッチの群れが去ってゆく時間帯に入り本格的なワークを開始。
 下流側へブラックを探しに行っていた李立が戻ってきて、どうだったのか尋ねたところ、ラトルスネークを捕えたランキンさんばりに「釣れたとも!」と、釣果を見せつけられた。
 カバーに拠っていた産卵直後と思われる40アップ。
 ライトリグで釣るべき魚である。
 かつて朕と李立はこういう魚を狙っていたところ、ワームで釣ろうとしていることを通りすがりのバスラーに遠巻きにバカにされたことがある…。
 ハードベイトで釣果を残したことの無い師匠は、ハードベイトが有効になる時間帯に合わせられるように生活サイクルを変えなきゃならないかな、と言って撤退。

 やがて光量が落ち、投げて巻くだけのつまらない釣りに適した状況になってくる。
 結局この日もナマズは水面では食いきらず、水面直下を狙うパーやん引きで朕は小ナマ、李立は大ナマという釣果を得る。
 またしても朕は、力を増すアナキンに手を焼くオビワンの気分を味わうこととなってしまった。

 唐突に、道行の途上で果てた者を弔いたいとのことで、紅蠍大先生が訪ねてくるとの連絡が入る。
 程なくして、大先生は縁起でもないことにAlong the wayと共に現れた。
 あるいはケンの呪いか、朕のルアーフィッシングの師匠である大先生に多摩川ゲームの真髄を見せてやりたい気分だったが、これを境にぱったりと気配が消え、'90年代バスバブル期と伝説の先輩との釣行を懐かしんでの解散となった。

 帰宅後、ふと携帯を見れば八郎潟に行っている施恩よりメール着信あり。
 何と素晴らしい釣果。またしても「突き落としてやろうか」と、賞賛の言葉を贈らねばならなかった。

 5月4日。

 強風。
 日中はエサ釣り、夕刻からルアー釣りというつもりで来たが、エサ釣りを諦める。
 師匠もエサ釣りを諦め、ルアー釣りに専念。
 そこへ李立が現れ、 「だらしがねえなあ」の名台詞と共にエサ釣りを開始。アタリを出してはいたが、結局コイにラインを切られ終了。

 夕刻が近付いても風は収まらず。
 しかし、ルアー釣りに於いては、特にハードベイトの釣りには風はプラスとなることが多い。
 秦明も現れ、新たに仕入れたチャギンスプークの試しを行っていた。
 強風の中、ルアーのコントロールには難儀していたがチャギンスプークにスモールマウスのバイトが出る。
 しかし乗り切らず。
 イマカツ高級クランクを引いていた朕もナマズのストライクを得るが、得意の手元バラし。

 釣れる状況にあって決めきれなかったことを悔やんでの納竿となったが、「オレはよお、フィールド行ってルアーをキャストできるだけで満足なんだよ」とか「お前らと違って、オレはガチじゃねえから」といったレジェンドたちのありがたい言葉を思い出し、安んじて帰路に就くことができた。 

 ※マー語
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tag : 多摩川 ルアーフィッシング バスフィッシング

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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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