赤と黒のエクスタシー

 3月28日。

 昨日、李立がスモールマウスをキャッチしていた。
 もはや驚くに値しないことだが、ただ通いこんでルアーをああだこうだしている程度の釣りをしているだけではこうはいかない。

 かくして迎えたこの日。

 スモールマウスは釣れれば大型という時期ではなくなっており、マルタはバカ釣り瀬終了の報を得ている。ナマズはというと第一ワンドが潰されてから組み立ての礎を失っている。
 何を狙うのがイージー、かつ高確率なのかを探るため、登戸エリアで様子見程度のキャストから始める。しばらく流していたが、何ら反応は得られなかったので、堰下エリアに下ることにした。

 この日、労役が控えている施恩は、短時間勝負とばかりにキャストしていたところそそくさとナマズのキャッチに成功。
 この結果を見て朕は「オレはよお、お前と違ってガチじゃねえからよお」と、バギーのおっちゃんばりに負け惜しみを言って笑いを取ってやった。
 李立ほどのスコアではないものの、ブラック、ナマズ共にコンスタントに釣っている施恩は上機嫌のうちに撤退。
 これを機に、朕はピークは去ったと言われているマルタ瀬に向かうことにした。マルタは去っても、コイやニゴイといったタマゴドロボーたちが残っているかもしれないと思ったからである。

 駄菓子菓子。
 マルタ瀬は完全に蛻の殻。
 産みつけられた卵ではなく、マルタの群れの存在がトリガーとなっているのか、タマゴドロボーたちの姿も無く、つい先日までコイ科の魚で賑わっていた瀬はただの荒い流れでしかなくなっていたのだった。

 再び上流側に戻り、数は少ないだろうが、エサを求めて徘徊しているであろうナマズ、或いはスモールマウスとの遭遇に希望を託してみる。
 朕は翌日が休日であるため、とことん粘ってやろうと巻き倒した結果、とりあえずノーフィッシュを免れることだけはできた。
 同じ偶然でも、スモールマウスやナマズが釣れた時のような喜びは無い。
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tag : ルアーフィッシング 多摩川 バスフィッシング

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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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