盃野郎 不報死頭盃
4月18日。
大潮と温暖の進行。加えて土曜日。
これは行 ぐきしゃねえだんべ!と、朕と秦明はこの日ドブに向かった。
寒さを感じない日の素晴らしさを喜びつつ、まずはホームレス公園に入る。
本命ポイントには入れない状態ではあったが、風は強く、フィーディング発生条件の場所は手の届くところにある。
これは期待が持てる。
光量十分な時間帯であったため、朕はレンジバイブを沈めては巻き上げ、バイトを得られるレンジを探り、秦明は速い動きで中より下のレンジを探っていた。
「だが、反応は無い」というナレーションが入りそうな状況が続いたが、魚が入ってくるのを待つ。
ここではないのか、と思い始めていた頃、唐突に入る「○○フィッシュオン!」な展開。
秦明がフッコをキャッチ。
寸はあるが、痩せた色黒の、居着きを思わせる個体。速い動きのアプローチには無反応だったが、ストレートワームのジグヘッドリグ、表層スロー引きでのヒットとのこと。
しかし、その後このメソッドでも続くことはなく、本命ポイントに入れない以上ここで粘る価値は無いと判断し、まだ潮位があるうちにとケミカルワンドを目指す。
ケミカルワンドに入ってみれば、これまでもポイントの少なさを嘆くほどであったが、更に入れるポイントが少なくなっていた。
世知辛さのためか、日本という国が悪の枢軸国の植民地、あるいは属国であるがための業なのか。
まったく、くそいまいましい思いである。
人が善を善としてみなせるのは、一方で悪があるからであり、美しいものを美しいと思えるのは、一方で醜いものがあるからである、とカン先生は仰られたが、このどうにもならない不 気分さは募るばかりだ。

ここではかろうじて入れたわずかなスポットで秦明が木っ端を釣ったのみ。
どうも奥の奥まで新しい魚が入ってきていないようである。
急な気温の上昇はここでは悪い方に作用してしまったのか。
ホットスポットのある場所への進行も適わず、このエリアを諦めることにした。
他に新鮮な水、新鮮な魚が来そうで、かつ立ち入り可能な場所はというと扇島ぐらいしか残っていない。
風向きという懸念事項はあったが、それでもこちらで粘るよりは可能性があるだろう、ということで移動。
のっぺりとした構成の中にポイントを、更にはスポットまで見つけるのはな からしんどいことだ。
結局、際立った、誰でも目に付くポイントを除いては大雑把に流すき しゃなくなってしまう。
朕は往路をメバルを視野に入れCD3のテクトロで進み、復路をリップレスクランクを投げては巻きながら戻った。夜光虫が涌いていたが、海峡のショアラインなのだから諦めることもなかろうと思っていたが結局一切の反応も得られず。
薄汚れた夜中のドブの風景の中にもAlog the wayが流れていく。
朕よりひとつひとつの作業が丁寧な秦明に様子を聞いてみたところ、こちらでも反応は無いという。
とりあえずまだ12時前だし、キレずにメシでも食いに行こう。と、その前にあからさまなこのブレークラインを打ってみよう。
と、そこで秦明がフッコをヒットさせる。
回遊個体だ。
まだ群れは近辺に居るはず、と朕もキャストしたところ、夜光虫の光を通してチェイス、反転する魚が見えた。
しかし、ここまで。
シーはあっという間に去っていき、総合力で朕を上回る秦明がかろうじてキャッチできたという次第。
今回はドブ釣行のもうひとつの楽しみ、龍盛菜館にも間に合い、美味い中華を食いながら、今日の誤算と、これからの多摩川ゲームについて論じ合いお開きとなった。
4月19日。
大潮のドブで敗北を喫した朕ではあるが、負け惜しみの口上はこれまでに数多く学んできたのでどうということもない。
そして今日こそは北浦で鍛えた本気を実釣をもって示す、と多摩川でレギュラーワーク。
日曜日ということもあり、登戸は銀座状態になっているかもしれないと危惧していたら案定洋二だった。
その中に、張横、施恩の姿もあった。
先日、張横もリップレスクランクでスモールマウスをキャッチしたという。もしやと思い尋ねてみれば、それはやはりスゴイバイブだった。
ヤマモトといえばソフトプラスチックになっているのだろう。優れたハードベイト、メジャーなメーカーの製品でありながら完全に埋もれてしまった悲運のルアーである。
準備段階の朕は施恩とだべくりながら一帯の様子を見ていたところ、張横がバイトを捉えていた。
40アップとまではいかなくとも、周りに大勢居る中の痛快な一尾。
結局、この日朕はノーフィッシュに終わり、施恩がマルタ4本、李立がマルタ2本という釣果で終了。
オレだってちゃんとやってるよ!とキレたかったが、ちゃんとやれてなかったことは明らか。素直に敗北を受け入れることにした。
4月21日。
連続ノーフィッシュは悔しいもの。
高い確率でキャッチしている後進たちに「お前らと違ってオレはガチじゃねえからよお」と、負け惜しみを言ってみても虚しいだけなので、今日も北浦で鍛えた本気を見せることにした。
この日の登戸は平日にもかかわらず結構な人出。
李俊と施恩の姿があり、李俊が40アップをキャッチするところを目撃。
朕はルアーにこだわり、ハードベイトばかり投げていたが、反応は得られず。
息遣いは感じるのでキャストを続けていたが、後からやって来た李立がマルタを1本キャッチするのみでこの日は終了。
三連続ノーフィッシュという屈辱から、一条ばりに歯軋りすることとなってしまった。
しかし、朕はキレるタイプの人間ではないので帰宅後しっかりメシは食べた。
※マー語
大潮と温暖の進行。加えて土曜日。
これは
寒さを感じない日の素晴らしさを喜びつつ、まずはホームレス公園に入る。
本命ポイントには入れない状態ではあったが、風は強く、フィーディング発生条件の場所は手の届くところにある。
これは期待が持てる。
光量十分な時間帯であったため、朕はレンジバイブを沈めては巻き上げ、バイトを得られるレンジを探り、秦明は速い動きで中より下のレンジを探っていた。
「だが、反応は無い」というナレーションが入りそうな状況が続いたが、魚が入ってくるのを待つ。
ここではないのか、と思い始めていた頃、唐突に入る「○○フィッシュオン!」な展開。

寸はあるが、痩せた色黒の、居着きを思わせる個体。速い動きのアプローチには無反応だったが、ストレートワームのジグヘッドリグ、表層スロー引きでのヒットとのこと。
しかし、その後このメソッドでも続くことはなく、本命ポイントに入れない以上ここで粘る価値は無いと判断し、まだ潮位があるうちにとケミカルワンドを目指す。
ケミカルワンドに入ってみれば、これまでもポイントの少なさを嘆くほどであったが、更に入れるポイントが少なくなっていた。
世知辛さのためか、日本という国が悪の枢軸国の植民地、あるいは属国であるがための業なのか。
まったく、くそいまいましい思いである。
人が善を善としてみなせるのは、一方で悪があるからであり、美しいものを美しいと思えるのは、一方で醜いものがあるからである、とカン先生は仰られたが、このどうにもならない

どうも奥の奥まで新しい魚が入ってきていないようである。
急な気温の上昇はここでは悪い方に作用してしまったのか。
ホットスポットのある場所への進行も適わず、このエリアを諦めることにした。
他に新鮮な水、新鮮な魚が来そうで、かつ立ち入り可能な場所はというと扇島ぐらいしか残っていない。
風向きという懸念事項はあったが、それでもこちらで粘るよりは可能性があるだろう、ということで移動。
のっぺりとした構成の中にポイントを、更にはスポットまで見つけるのは
結局、際立った、誰でも目に付くポイントを除いては大雑把に流す
朕は往路をメバルを視野に入れCD3のテクトロで進み、復路をリップレスクランクを投げては巻きながら戻った。夜光虫が涌いていたが、海峡のショアラインなのだから諦めることもなかろうと思っていたが結局一切の反応も得られず。
薄汚れた夜中のドブの風景の中にもAlog the wayが流れていく。
朕よりひとつひとつの作業が丁寧な秦明に様子を聞いてみたところ、こちらでも反応は無いという。
とりあえずまだ12時前だし、キレずにメシでも食いに行こう。と、その前にあからさまなこのブレークラインを打ってみよう。

回遊個体だ。
まだ群れは近辺に居るはず、と朕もキャストしたところ、夜光虫の光を通してチェイス、反転する魚が見えた。
しかし、ここまで。
シーはあっという間に去っていき、総合力で朕を上回る秦明がかろうじてキャッチできたという次第。
今回はドブ釣行のもうひとつの楽しみ、龍盛菜館にも間に合い、美味い中華を食いながら、今日の誤算と、これからの多摩川ゲームについて論じ合いお開きとなった。
4月19日。
大潮のドブで敗北を喫した朕ではあるが、負け惜しみの口上はこれまでに数多く学んできたのでどうということもない。
そして今日こそは北浦で鍛えた本気を実釣をもって示す、と多摩川でレギュラーワーク。
日曜日ということもあり、登戸は銀座状態になっているかもしれないと危惧していたら案定洋二だった。
その中に、張横、施恩の姿もあった。
先日、張横もリップレスクランクでスモールマウスをキャッチしたという。もしやと思い尋ねてみれば、それはやはりスゴイバイブだった。
ヤマモトといえばソフトプラスチックになっているのだろう。優れたハードベイト、メジャーなメーカーの製品でありながら完全に埋もれてしまった悲運のルアーである。
準備段階の朕は施恩とだべくりながら一帯の様子を見ていたところ、張横がバイトを捉えていた。

結局、この日朕はノーフィッシュに終わり、施恩がマルタ4本、李立がマルタ2本という釣果で終了。

4月21日。
連続ノーフィッシュは悔しいもの。
高い確率でキャッチしている後進たちに「お前らと違ってオレはガチじゃねえからよお」と、負け惜しみを言ってみても虚しいだけなので、今日も北浦で鍛えた本気を見せることにした。
この日の登戸は平日にもかかわらず結構な人出。
李俊と施恩の姿があり、李俊が40アップをキャッチするところを目撃。
朕はルアーにこだわり、ハードベイトばかり投げていたが、反応は得られず。
息遣いは感じるのでキャストを続けていたが、後からやって来た李立がマルタを1本キャッチするのみでこの日は終了。

しかし、朕はキレるタイプの人間ではないので帰宅後しっかりメシは食べた。
※マー語
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