Along the way 湾奥篇

 3月21日。

 バスフィールドにかつてほど行けなくなってしまったサラリーマン時代、第二のゲームフィッシュとして朕が熱狂したのがシーバスである。
 ソルトゲームのマニュアル本は大して役に立たず、結局バスと同じであるということを悟ってから飛躍的に釣果が伸びたという経緯があり、今ではソルトゲームのNo1ターゲットになっている。
 今にして思えば、どんな魚種を狙うにしろ当然の思考回路も、かつてはブラックでしゃ活かされてなかったような気がする。
 釣りは結局のところ思考のゲームであり、釣れないのは腕よりも頭脳に問題があるからである。

 今回のシーバス釣行は立会川から延びる一連の水路が舞台。バチヌケと下げ潮が絡めば、シーバスは労せずに捕食を行える構成に思われたため、以前より行ってみようという話は持ち上がっていた。
 そしてこの日、秦明、李立、施恩らと実際のところを確かめてみようということになった。
 先日の冷え込みは懸念事項ではあったが、先日既にドブにシーは入って来ていたし、今日は大潮でもある。
 シーは食を優先して行動するに違いないと判断されたので予定通り現地へ向かう。

 立会川、京浜運河合流点付近到着。
 下見の段階で車を置こうとしていた駐車場は、ポリ公が見ている前では入庫が憚られるような作り。
 クルマの置き場探しで早くも躓く。
 緑の害獣が発生してからは、クルマで出かけるのにも必要以上に下調べが求められるようになった。面倒なことだ…。
 岸際にセイゴクラスのシーを何尾か見る。小魚の群れも度々目にし、シャローエリアは既に生き物たちの営みの場所になっていることが示されていた。
 数は少なく、オスばかりだが、やがてバチも見えるようになる。
 シーバスアングラーも何人か来ているところを見れば、予想通りここは正解のポイントなのか、と思ったが反応は得られない。
 ここは魚が止まるのに相応しくないのか、ということで下げ潮が当るであろう対岸まで徒歩で移動。
 しかしここでも手応えは無い。
 大きな流れは湾口に向かっていると見ていい。
 水もあまり良くないのか、明るいうちは透明度の高さから気にかけていなかったが、水面の泡が消えないところを見ると、実はあまり水質が良くないようである。
 今回はこのエリアは無いと判断し、川崎ホームレス公園への移動を決定。
 潮位が下がっていく中、深場のあるポイントなら居残り組みを拾えるかもしれないと考えてのことである。
 また、川崎ドブは春になれば通年大量のボラが入ってくるので、バチパターンに囚われなくてもいいのではないかという見込みもあった。

 川崎到着。

 ホームレス公園水域にはボラの大群の存在を示す波紋が見えていた。
 ついにシーバスを見つけたか、とそれぞれに探りを入れていくが、施恩がフッコクラスをバラすという反応しか得られず。群れで居残っているという感触ではない。
 薄くはあったが夜光虫の存在を示す光も見えた。
 大潮と重なってはいるが、このところの天候の移り変わりがシーにとって不快な水質を作り出してしまったようだ。
 相手は足の速い回遊魚であり、フィールドは広大な海。今居る場所が快適でなければ、容易く良い条件のところまで泳いでいけるのだ。何も居心地の悪い所に止まる理由は無い。

 しかし、ここは多摩川のように時間さえあればいつでも行けるようなフィールドではない。可能な限り粘ってみようということで意見が一致し、更に移動。
 この時、楽しみのひとつである龍盛菜館を諦める。
 そして少しでも可能性のある場所を求め、ケミカルワンド温排水ポイントへ。
 この温排水、魚を寄せ、止まらせる要素ではあるが、エリア全体への影響力は無いに等しい。エリア全体が力を持たなければポイントは意味を持たない。
 案の定エリア全体が力を失っていたようで、ボラは大量に集まっていたもののシーの気配は皆無。
 美味い中華を諦めての挑戦はザとなってしまった。

 よもや、二日連続でAlong the wayを聞く羽目になろうとは…。

 ※マー語
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tag : シーバスフィッシング ルアーフィッシング

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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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