死体袋の帰還兵

 2月15日。

 しばしナマ師の顔を伏せ、バサーに戻っている日々。

 現地に着いてみれば張横とセニョールの姿があった。
 張横は50アップをキャッチした達成者というだけでなく、マルタまで既にキャッチしている札付きだ。今日釣れたマルタははっきり婚姻色が出ていたとのこと。
 あのバカ釣りができる時期も近付いてきているのか、と期待が膨らむ。
 このところの状況と、ピンフと化している李立のことを話しているうちに本人が現れる。次いで秦明到着。
 役者は揃った。
 あとは誰が釣るかというところだが、風が強まり出し、ワーム組は手を失う。
 朕はこの風をものともせず飛ばせる鉄板をキャストしたがPEラインぶち切れというアクシデントに見舞われコンフィデンスルアーを失ってしまう。これまで細い番手のPEラインをいろいろ試してきたが今回のラインはたった二回目の使用でこの有様。何だかんだでパワープロより優れたものを見つけられていないのが現状だ。
 そんな状況の中、李立がすべて40アップでリミットメイク達成。
 まさに“周りが沈黙する中”の出来事である。
 これにはパトリシア・アークエットならずとも「なんてロマンチックなの!」と叫ばずにはいられなかった。

 そして更に強まる風の前に、低グレードのスピニングリールでシェイクしたとき、ハンドルのがたつきから来る振動がグリップで増幅されどうにもならなくなるぐらいにどうにもならなくなり、逃げるように一同退散。
 李立ただ一人だけ満足できる釣行となってしまった。
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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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