渾鉄盾、鍍金矛に打たれる

 2月7日。

 この日、秦明と李立は富津方面へ遠征に行くこととなっていた。
 朕と施恩は休暇を合わせられず、臍を噛む思いで現地からの報告を待つしゃなかった。
 あの面子なら、きっと有用なデータをもたらしてくれるだろう。
 経験を積み重ねてきた者と、ただ経験だけしてきた者ではもたらされる情報の価値が違う。彼らは間違いなく前者である。
 さて、現地からの報告が届くが、残念ながら冷たい雨によって途中撤退を余儀なくされたとのこと。
 しかし、秦明はメバルとシーを。
 李立はソイを。
 と、とりあえずノーフィッシュを逃れ、かつ、やり尽くせはしなかったが、袖ヶ浦はゲームをするに十分なフィールドであるということが伝えられる。

 2月10日。
 
 前回釣行時は光量が落ちてから機訪れたスモールマウス。釣ったのは他のルアーマンだったが、バスはバスであるという安堵は得られた。
 しかし、問題は釣ったのが朕ではなかったということだ。これによってまた口さがない連中に妙な口実を与えてしまうことになる。的外れでありながら、しかし、実際を知らない者には誤解を与えてしまうような。
 とはいえ、しょせん戯言。
 わかる者にはわかる世界でやっているので、見る目のある者はほんとうのところを見抜いてくるだろう。

 一昨日は冷たい雨によりワークを断念せざるを得なかったが、今日は風がやや冷たいものの釣りを行う妨げとなるものが無い。
 玉屋でピラーニャをレアリス価格で購入し、多摩川へ向かう。

 現地到着。
 既に現地入りしていた施恩に話を聞いたところ、ボトム付近でバイトは得ていたが、フッキングにまで至ったものはひとつも無かったという。
 日照時間の経過により、底層の水温が表層より低いということも考えられる。
 朕は中より上、施恩は引き続きボトムと探り続けていくが、どちらも反応を得られず。小潮ゆえか、単に機を逸しただけか。
 とりあえず気象的にはプラスだし、このポイントが有力なのは知れている。よって、下手にポイントを移動するより、粘って機を待つ方が得策と思われた。
 しかし、結局何事も起こらず、施恩は労役のため撤退。

 入れ替わりで労役明けの李立到着。
 光量も落ち、チャンスタイムかと思われたが、ボトムを流す李立のワームにバイトがあったのみ。
 この時朕はブラックを諦め、浅瀬の波紋にナマズを期待したがルアーに怯えるコイしか見えず。
 ここは良い条件の揃うポイントだが、欠けていたもの、見落としがあったということだ。
 釣れなかった時、何が足りなかったのか考えることは重要なことである。この作業を怠っては次への進展はない。だからこそ同じフィールドに通っていても飽くことがないのである。

 ※マー語
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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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