道場檄

 1月12日。

 昨晩、李立と施恩が電車で発勁へ行っていた。
 “誰でも釣れる発勁はヌルい”と評されるフィールドではあるが(評した本人はほとんど釣れていないという現実もあったりする)、李立は36粒。施恩は34粒と1匹という結果を得ていた。
 偶然の大型も嬉しいものだが、現状で釣れる魚を見極め、必然の釣果を得る釣りの方を朕は高く評価する。

 さて、この日も多摩川でレギュラーワーク。
 厳しい状況の中出向けばノーフィッシュ記録が積み重なっていくだけなのかもしれないが、こちらに機を捉える技術が足りないから釣れていないだけだということもある。
 単なる趣味、道楽を超え、ひとつの道だと見つけた朕は、自分のヘボさを誤魔化すために「多摩川も飽きてきた」などとは恥ずかしくてとても言う気になれない。
 よって、更に研鑽を重ね、感性と知識を養っていきたいと思っている。
 朕の最初の師匠は、当時バスフィッシングへの理解が進み、バスが釣れるようになってきた朕と同行すれば、己のヘボさがバレるのを恐れ(既にバレバレだったのだが…)、「北浦は相性悪いからよお」と言って逃れ続け、やがては渓流釣りを始め「渓流はバスみたく簡単じゃねえからよお」と言ってフェードアウトしていった。
 己を知らぬのか、面目を保ちたいだけなのか、そういった連中の中途半端さと、技量に釣り合わぬ尊大ぶりには呆れるばかりである。
 朕にも何人かの後輩があり、既に一部の者には上回られていると感じているが、自身も探求者であるので、上手の後輩に対し、やっかみや負け惜しみを言うようなことをせず、素直に良い点を吸収するように心掛けている。

 朕や秦明との釣行を重ねることで、ベーシックへの理解を深め、既に朕を上回っている李立到着。
 今や朕は教わりながら釣りをしている状態である。
 通い込んで勝手知ったる宇奈根エリア内ではあるが、水深に関わる微細な変化について教えられ、その変化を把握している李立が己の言の確かさを示して見せた。
 この日成功を得られたのは李立と、シーバサー風のアングラー。
 釣れたから上手いのではない。釣果を得るために必要な要点を押さえることが出来るから上手いのだ。

 またしても朕はノーフィッシュに終わってしまったが、弟子が得ていた気付きによって次回為すべきことが示された。
 幸いなことに、次回釣行予定日は気温上昇の予報。潮回り的には良好とはいえないが、強いプラスの発生が期待できる。
 いよいよ次回は今年初を得られるだろう、と帰りの足取りは軽やかだった。
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tag : ルアーフィッシング 多摩川

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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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