死すべき者の訪れ

 11月5日。

 神の御使いがかりそめの皇居を訪れてきた。
 悪魔は実在する、と。
 見よ、御使いはこのような冊子を朕に授けられたのだ。
 だが、忘れてはならないのはキリスト教など、所詮白人の宗教であるということだ。
 敬虔な信仰とやらはその場の都合で容易く掻き消されることは歴史が証明しているし、朕自身も大いにその被害に遭い、今も苦しめられている。
 “I am an Antichrist”は朕にとって単なる歌詞ではない。

 それはそれとして、ナマ師四年の経験から、いよいよウィンターパターンを意識する時が来た。
 水温はまだ全体が落ちきっているわけでもないし、アユもピークは過ぎた感触はあるが大量に残っている。
 しかし、実際の釣果を見れば低水温期の動きに入ったと言っていいものになっている。
 フィールドの表情は同じ場所でも日々違うものだが、大筋として低水温期を釣る、という意識で臨むべき時が来たと判断している。

 今日は北からの風。
 登戸上流側へのフィッシュイーターの寄りは悪いと思われるが、エントリーの容易なあの場所に師匠が来ているかもしれない。

 まずは登戸入り。
 師匠の姿は無かった。
 アユはまだ十分に居るので、ナマズが来ているかもしれないし、流れの筋に絡むカバー周りをスモールマウスが回遊してくるかもしれない。
 対岸では遂にウォーターマフィアの活動が本格化し始め、このエリアの死刑執行が為されようとしていた。
 この作業に便宜を図るためなのか、川の水位は大幅に減少。むき出しになった苔の類が悪臭を放っていた。

 彼らに早急の死を賜れますよう。

 李立到着。
 ここでの可能性を論じ合ってみるが、粘る価値は無いというのが共通した意見。風と流れの溜まる堰直上エリアへの移動を決定。

 堰直上は流れ、ベイトの要素は十分。
 魚が寄る可能性があるかもしれない、と釣りを開始。
 と、ここで石勇と燕順の間に起きた村店での故事に似たイベント発生。雨降って地固まるというエピソードだが、ここではあずかっておく。
 さて、実釣の方だが、可能性を睨んでの探りであったにもかかわらず、ここでもターゲットの気配は希薄。

 この流域ではシャローフラットに魚が入る条件の発生していない時、ポイントを絞るのは難しい。日暮れと共にストップフィッシングとし、次回は低水温期にポイントを見つけやすい宇奈根エリアに入ってみようということで解散となった。
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tag : 多摩川 ルアーフィッシング

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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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