陳橋

 10月31日。

 昨日、施恩がわずかの間にアユに狂うナマズをキャッチしていた。
 朕は余命幾許もない紫世宗、施恩は力を増す趙匡胤か。水道橋の変である。
 更に、ついでとばかりに関東巨鯉倶楽部まで達成されていた。

 そして迎えた当日。
 タイドグラフを見れば、朕が釣り場に立てる時間帯の潮の動きは最低のもの。
 それでもやれることはやっておこう。ナマズは厳しくともコイは何とかなるかもしれない。コイ科と潮汐の関係の曖昧さはこれまでに何度となく体験しているからだ。

 現在、大型のコイはアユを追っていて、ビッグベートに反応を示すようになっている。
 そこで、大きなサイズとうるさすぎるラトル音で不自然さしか演出できないためバイトを遠のけていると思われて仕方のなかったリアルカリフォルニア175Fのシリツに着手。
 このルアー、何とボデ内に三つものガラスボールが入っており、これらがスチールのウエイトボールとぶつかり、魚を遠ざける内部反響音を発していたのである。
 これでは釣れるわけがない。
 親の敵のごとくガラスボールをぶち抜き、ウエイトボールは内部のプラスチックを溶かし固定させた。
 玉は抜いたが去勢はしていないというところか。

 カレクックを済まし、登戸へ。
 現地には師匠の姿があった。秋に入ってからエサ釣りをする姿をまったく見ていない。すっかりルアーマンである。
 アユの数は減ったかのような印象だが、潮汐の影響で活動が抑制されているだけかもしれない。アユの生態についてはあまりにも多くを知らないため、真実を知るには観察を続けなければならない。

 目に見えるものと、実際に釣りをしながら得られる感触から、今日は一匹でも釣れれば良いぐらいの状況に思われた。良型のスモールマウス、ナマズを視認はできたが、これらは狙っても無駄である。
 既にプレッシャーに晒されているうえに、彼らをアクティブにする要素が見当たらないからだ。
 好適期でも大いに取りこぼしがあるのに、天象を味方につけられない以上、手の施しようがない。それでも来てしまったのだから、と漫然のキャスト。
 そんな中、やはりコイはルアーに興味を示していて、この日再び施恩が関東巨鯉倶楽部達成。
 かつては遥かに格下と思っていた施恩から、丹書鉄券をもらわなければならない時が来ているようだ。
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tag : 多摩川 ルアーフィッシング

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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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