2014小聚義 その一

 8月9日。

 昨日、施恩より、多摩川での釣果自慢が送られてきた。
 ライギョのためにわざわざ遠征までしている朕を差し置いて、こやつは今年、既に何本かのライギョを手にしている…。二年前までの同一人物とは思えぬほどの進境ぶりである。

 8月も過ぎると、津軽のライギョははっきりいって厳しい。
 かの地は、8月も半ばを過ぎると秋の色を如実に感じられ、そこに雨が降ったりすればライギョの活性は一気に鈍化する。加えて、辺境の地とはいえ、ライギョ師たちの探求意欲は凄まじく、関東地方からも人が来るほどだ。
 叩かれまくったうえに、気象も好適でないとくれば、ノーフィッシュも覚悟しなければならない。
 朕はライギョはフロッグで釣らなきゃダメというライギョ師ではないので、スピナーベートやワームを使いたいところだが、かの地のライギョ池はフロッグしゃ使えないようなフィールドばかりである。
 厳しくはあるだろうが、奥津軽の牧歌的な風景の中での釣りに思いを馳せつつ迎えた当日、カレックックになった後、登戸へ。
 この日は、ハンドメイドルアービルダーのヂョイ兄いが、新作ルアーをひっさげてやってくる日でもある。

 現地にはおっちゃんぢょんのバギー。
 ぢょんの他に、師匠と、先日対岸で会った張横が居た。
 小物釣りは快調とまではいかなくとも釣れていて、張横はオイカワをもらいうけ、ライブベートフィッシングを試みる。ところが、ラージマウスを狙ったライブベイトフィッシングは経験豊富な張横も、スモールマウス相手には苦戦の様子。様子を見に来ても口を使わなかったり、目の前を通しても無視されたりと、どうも効力が無い。
 バスが間違いを犯さずに済むベイトを与えているのにこれは不思議だ。プレッシャーに過敏になっているのか、よほどベイトを偏食しているのか。
 「エサを使えばバスなんて一発」などとぬかすやつが、いかに的外れなことを言っているかを示すものだった。
 ブラックに限った話ではないが、釣りはベイトをただ水に入れれば良いというものではない。
 朕の方もエサ釣りは冴えず、師匠の介添えも虚しくオイカワ一匹のみ。

 やがて、どうにもならない停滞感が一同に蔓延。
 朕はルアー釣りにシフト。張横はおっちゃんの延べ竿を借り受けエサ釣りにシフト。
 だらけ気味の空気の中、張横の仕掛けに30オーバーのフナがヒット。見事なマブナだったが、取り込み中にハリス切れ。手元まで寄せ、顔は拝めたのだから、と一匹としてカウントするのは初心者相手の話。
 張横とてこの流域きっての釣りウマの一人。当然、鉄のレギュレーションが適用され、写真に収めるまでに至らなかったため、カウントはされず。
 鉄の掟はかくも厳しいのだ。
 そんな無念を、ぢょんがひきとった。
 サイズこそ落ちたが、まずはフナをキャッチ。そこから間を置かず、綺麗な魚体のコイがヒット。長竿を絶妙なロッドワークで操り、手元に寄せてくるが、このサイズではハリス切れが心配。
 と、そこへ騎兵隊のごとく、ランディングネットを携えた施恩登場。
 絶妙なタイミングでコイのキャッチに成功。
 ヘラ台まで買ってしまった元ルアーマンの本気度を見た気がした。

 夕刻となり、師匠と張横は撤退。
 おっちゃんぢょんと施恩は、武松と湾奥エリアにシーバスを狙いに行くという。
 朕はヂョイ兄いとの合流前に第二ワンドの様子を見に行く。

 第二ワンドは現在の一級ポイントではないが、アクセスが容易であることと、ナマズが通る確率の高いスポットが存在するので、まったく外しているポイントでもないというのが選択の理由である。
 現地をざっと見たところ、ワンド内にはベイトフィッシュ、コイが濃厚であった。どれほど滞在するかはともかくとして、ナマズが入ってくる条件は揃っていた。
 曇りがちの空と、この光量ならもしや、と思い、Bフォロワーで流していたところ、コイがヒット。
 ルアーでのコイは特に嬉しさを感じないが、ノーフィッシュを逃れたという事実はできる。

 ほどなくして、湾奥シーバスには参加しなかった李立登場。
 朕と同じく、夏に湾奥エリアで頑張るぐらいなら…という思考のためであった。
 ルアーで魚を釣るために押さえておくべき基本と、状況ごとの応用について論じ合っているうちにヂョイ兄いも到着。
 李立がリクエストしていた大型の切り身と、今回ヂョイ兄いが仕込んできた切り身のアレンジバージョンが披露される。
 強い存在感と弱いアトラクター。
 相反する要素の同居は、年々難しくなっていくナマズ相手に求められていたところだ。

 ルアー談義に花を咲かせた後、実釣再開。
 やはりというべきか、反応は少なく、李立が何とか通りがかりの一本をキャッチして終了。
 できれば、新作切り身で結果を出したかったが、決定的なバイトを引き出したのはハトリーズ・チアーバンプだった。

 ※マー語
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tag : 多摩川 ルアーフィッシング

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鉄の掟 身に染みました(笑)

あのスモールは恐らく偏食でしょうね。
あの手の奴はハードルアーで鼻先通してリアクションが効果的だったのではと後悔しました。

帰りがけに対岸でリップライザー使って日没までやりましたが
6,7バイト取ってナナマル掛けましたがグリップで掴む直前に
フック2本折られて終了でした。
鉄の掟によりノーフィッシュですね(笑)

今日は朝イチ出撃してマメ含めて3本
リベンジしてきました。

こちらは、遠征からの帰路にあります。
もっと夏真っ盛りの頃に行くべきだったと後悔。
後々アップしますが、けっこうショボくて笑えます。
いよいよ、再びホームに戻り鉄のナマ師としての手腕をふるう所存。
ではまた!
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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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