捏造のカリスマの名言を思い知る

 7月28日。

 新月の昨日、サマナ及び準サマナたちは、それぞれの地でワークに勤しんでいた。

 バス殺しが大好きな県へ足を延ばしていた史進は入間川へ。
 なら調子のいい状況に巡り合えたようだが、突然の豪雨で継続不能になったという。

 にわかの豪雨は悪いことばかりでもない。
 秦明と李立は、増水の恩恵に授かった多摩川で、二桁にも及ぶバイトを体験していた。
 夢のような出来事に遭いながらも、キャッチできたのはわずか数匹。これは去年も何度か体験した、狂宴時の現象だ。

 バギーのおっちゃんぢょんからは、シャークロッド入魂の報が入る。
 エイもサメも同属なので、本命キャッチといってもいいだろう。
 残念ながら、入魂者は持ち主のおっちゃんではなく、施恩だった…。

 この日、娑婆の毒気に晒されていた朕は、コンビニでサメ図鑑なるものを発見。買おうと思い、手に取ってみたが、写真点数とテキスト量のあまりの少なさに呆れ、購入をためらった。
 長年の友であるおっちゃんぢょんのシャークフィッシングに貢献できる内容には程遠かったのである。

  さて、それぞれに充実のフィッシングが行えたのは良いとして、主役の朕が決めなければ格好つくまい。
 というわけで、今日から三連休の朕は再び中野島堰下エリアに足を向けた。

 ナマ師四年目のスキルは伊達ではない。何度か見失いながらも、見るべきものは何かもわかるようになってきている。
 牛歩の歩みだが、ただルアーをキャストしているわけではない、自然観察からのアプローチというスタイルが着実に功を奏していると実感している。
 魚を釣りたければ、釣り方を考えるより、自分が釣ろうとしている魚がどういう魚であるかを知ろうとすることの方が大切だ。
 これを怠り、「何で釣れないんだろう」「○○を釣るのは難しい」と言ったところで、そりゃ当然だろう、というものである。
 まったくの初心者ならいざ知らず、ルアーフィッシングを愛好する者はいずれ気付かなければならない。
 
 ブラックは割箸に釣り針を付けただけのもので釣れる魚だと言われているが、何故それだけで釣れるのかを考えることが出来なければ、ルアーで魚を釣ることはできまい。
 釣りという行為にのめり込むのはバカだとしても、その先の進め方が低能であっては、せっかくの愚行も愉しめはしない。
 だから、わざわざ道具を買い揃えても、釣れないからと辞めてしまう者も出てくる。
 向いてなかった、合わなかったといえばそれまでだが、自然という、人類が存在する土台となるものを理解できる可能性を秘めた人口が減ってしまうのは残念なことだ。

 釣れないから辞めてしまう人口が多いというのは、多摩川でのナマズ釣りという側面だけで見れば悪いことではない。
 ケミカルライトを付けたジッターバグをカみちょうに引くナマ師をほとんど見なくなったからだ。去年は本当によく居たし、あんなところをあんなリトリーブスピードで引いて何を釣ろうとしてるんだ?と、思っていたものだが、やっぱ釣れてなかったんだな…。
 フィッシングプレッシャーが減れば、魚も従来通りの動きをし、その分釣り易くなる。

 この日は李立の他、施恩も参加。
 先日のお台場の様子が語られる。
 なるほど、やはりシュートで魚を狙う朕にこの時期の湾奥は無いな、という内容。
 陽が落ちるまでを関東巨鯉倶楽部、と試みるが、この日はチェイスはあってもバイトは無く、小破壊王の施恩はまたしても携帯を壊してしまったとのことで、あえなく撤退。
 下げ時合に入るまで音沙汰はなかったが、さすがは大潮。来るべき時、来るべき所にナマズはやってきた。
 フィッシングプレッシャーが薄まった恩恵を受ける形で、まずは李立がキャッチ。
 Zプラグ復帰で朕も絶好調。
 …のはずが、キャッチできたのはこの一尾のみ。
 二桁バイトを誘発するも、バラし頻発。カナモの言うとおり、ビッグベイトを使ってばかりいたので釣りが下手になったのかもしれない。
 李立はバイト数こそ少なかったものの、出てきたストライクをきっちりモノにしていた。
 すべてのストライクをフックアップに至らしめるための工夫については今後も試行錯誤が求められている。
 全てが思い通りになったわけではないが、予測していたことが現実に起こったということで、内容的には満足できていた。

 ※マー語
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tag : 多摩川 ルアーフィッシング

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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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