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デビッド尊

 9月22日。

 『葉問外伝・張天志(英題:マスターZ)』が届く。
 詠春正宗争いを挑んでイップ師匠に敗れたチョン・ティンチの後日譚が幸手の劇場でひっそりと公開されたという話は聞いていたが、なにぶん、毛色の違う遠方の人のことばかりをありがたがり、近くの隣人を敵視、蔑視するお国柄。朕の望むものはなかなか手に入らないだろうと半ば諦めていた。
 トニー・ジャー、ミシェル・ヨー、元WWEのバティスタが出演、監督はユエン・ウーピンという豪華な顔ぶれ。
 しかし、アメリカ映画ではない本作品がたとえソフト化されたとしても国内の販路に乗るのだろうかと危ぶんだ。
 とはいえ、反日に材を取った『葉問』でさえ日本で放映されたぐらいだから或いは、と、タワーレコードオンラインを覗いてみたら…あった!
 一時は、気に入らないがアマゾンに金を落とさなくてはならないのかと覚悟していたほどだが、杞憂だった。
 かくして、釣りという低レベルな競争の前に、今一歩イップ師匠に及ばなかったチョン師匠の活躍を見ることにする。
 冒頭からユン・ワーとトニー・ジャー。
 クリティカルヒットのジャブに打たれたようなものである。
 しょうもないキョンシー映画に出てたクリッシー・チャウも老けたなあと思いつつ「オバさんってほどでもねえだろ!」と一蹴。
 ミシェル姐さんはさすがに美熟女というには苦しいお年頃になられてはいたが、逆に風格が漂うようになり、女傑というに相応しい押し出しがあった。
 優しいティンチ父さん。
 金と名声のためなら行き過ぎも辞さなかった冷徹さも今は昔…んなこたあない。
 ダチや息子に手え出したら、黒社会だって容赦しねぜ、とばかりに華麗かつ問答無用の大暴れ。
 さすがはイップ・マンに挑んだ男!と快哉。
 ステーキ野郎のバティスタは、でくのぼうのストンコと違い、プロレスラーの肉体を活かしたファイトをするし、ボコボコにされても逃げる体力は残っているタフネスぶりを見せる。
 池内博之のジュードー・カラテ殺法に殺されたラム兄さんは別役で登場、ドニー・イェンも裏方で参加しており、と至れり尽くせり。
 小悪党のサンも東野幸治からコロッケとなって再登場し、小悪党らしい最期を遂げるなど抜かりは無い。
 ユエン・ウーピン作品だけに、アクションシーンだけを期待して買った本作品だったが、何と、映画としても十分傑作なのであった。
 袁翁、見くびっててごめんなさい!
 朕は平身低頭で詫びた。
 
 いつか武術の稽古を再開したいものだ、と体内に気力が宿ったところで釣り廃人としての務めを果たすため、多摩川に向かう。
 雨は降るのか降らないのか、微妙な雲行き。
 今日は主君がいらっしゃらないとのことなので、韓流ポイントには寄らず、宇奈根に直行することにした。
 三連休の中日である。
 もしかしたら登戸に修羅の降臨があるのかもしれないと考えたが、きわめて低い確率のために労力を費やす気にはなれなかった。

 ポイント入りしてみれば、一帯のことごとくが独占可能状態にはなっていたが、やはり有力なポイントは限られていた。
 流れの緩むフラットには今日もベートが多く、アタったとかバレたとか、そんな話もあったが、結局キャッチまでには至らず、やがて雨が合羽の中にまで滲みてきたことにより気力が途絶える。
 えげつないほどに散らし鈎を付けたルアーを使い、釣れるまでただルアーを投げ続ける無敵のコンビネーションを用いれば1匹ぐらいは釣れていたのかもしれないが、朕には真似できない技である。

 帰宅後、今日は主君への側仕えの重責から解放されていた公孫戍より、中野島ドブでの釣果の報が入る。
 この日は3匹のスモールマウスがキャッチ出来たとのこと。
 また、ポッチャリーズを始めとする登戸とはまた違った中野島の生態系についての話を聞いているうちに、朕は公孫戍の観察力に感心させられるばかりで、伝説三輪式に僻むことを忘れてしまうのだった。
 

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天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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