FC2ブログ

伝説の記憶修習

 8月18日。

 土曜日の登戸に行けるからといって、今やプレミアは期待できない。
 伝説VS伝説の観戦は永遠の夢のままなのか。
 ハンドルのがたつきに起因する振動がシェイクするたびにグリップで増幅されどうにもならなくなるぐらいどうにもならない眠気から覚めてみれば、既に夕刻。
 公孫戍と夏侯章は韓流ポイントに居るとのこと。

 急ぎ韓流ポイント入りしてみれば、ケーポップに主従を発見。
 「おめえばっかポイント独り占めしてんじゃねえよ!」と、伝説式のお約束。
 主君及び、年長者を敬う朕は決して礼をおろそかにしない。
 朕はしばらく主君の卮言に胸を打たれていたが、やがて釣果も得たくなり、手マンポイントに移動することにした。
 
 手マンポイントでは思わぬ幸運にめぐり合う。
 水路を挟んだ対岸に、もうひとつの伝説が降臨していたのである。
 以前、ゾッド将軍に「人が来たのに気付かないでばんばんキャストしちゃったよ」と話かけらたことがあるが、朕の見た限りでは、キャストしている時間より、バックラッシュに感けている時間のほうが圧倒的に多いという印象だった。
 この日はバックラッシュこそしていなかったものの、やはりキャスト数は少なかった。
 根本的にキャスティングが不得手なのかもしれない。
 手マンポイントでは久しく反応を得られなかったことと、楽しみにしていた、対岸から見てもわかるほどカッコ悪いキャストがいつまで経っても見られなかったことにより、飽きてきた朕はケーポップに油を売りに行くことにした。

 ケーポップに入ったところ、ちょうど夏侯章が40台半ばほどのスモールマウスを取り込んでいるところだった。
 リリースを終えるや、夏侯章は自分が攻めていた一帯を朕に教え場を譲ってくださった。
 “功成りてらず”を地で行う夏侯章こそ聖人に他ならない。
 もし、我々の社会的地位が高かったなら、この一連のやり取りが、世間では禅譲といわれもてはやされていたことだろう。
 しかし、主君の気遣いもむなしく、次にキャッチ出来たのは公孫戍だった。
 こちらは30台のスモールマウスだったので、朕は「ああ、そのサイズかあ」と唾を吐いて、いっぱしのアングラーを気取ってみせた。
 まとまった数が通っているのか、と期待してキャストを続けていたが、その後は誰も反応を得られないまま時間が経過していったので手マンポイントで最後の勝負をかけることにした。

 再び手マンポイント。
 完全に日没となり、ゾッド将軍の姿も消えていた。
 朕はライトリグの釣りに倦んでいたので、表層攻めのベイトをローテーションさせていたが反応は得られず。
 表層とボトムをローテーションさせている公孫戍も反応は無いという。
 さて、この先粘るべきか否か。
 主君にお伺いを立ててみたところ、満足できたので帰りたいとの仰せ。
 臣が君の意向に沿うのは、水が高い所から低い所へ流れて行くかのごとく、天地の定めるところ。
 撤収である。
 とはいえ、一人ボーズを食らった朕は悔しくてならず「おめえらは一軍、オレは二軍、そういう考えやめねえか。そもそもオレたちそういう付き合いだったか」と、功あった者たちに泣いて咬みとぅくという修羅のような醜態を晒してしまった。
スポンサーサイト



テーマ : プロレス
ジャンル : スポーツ

tag : 多摩川 ルアーフィッシング

プロフィール

dragon

Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

最新記事
月別アーカイブ
リンク
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

検索フォーム
QRコード
QRコード