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真理の放蕩

 7月26日。

 御老公、三度目の釣行。
 とにかく何でもいいから釣りたいとの仰せなので、登戸エリアにお越しいただくことになった。
 御老公には釣っていただくのが何よりだが、そうでなくても実際にルアーで釣れるところを見せてやりたい。
 この日は侯嬴こうえいも来るとのことなので、何とかなりそうだ。

 御老公と合流し、降臨跡上流に入る。
 打つべき変化の捉えやすい五本松対岸まで歩き、様子を見る。
 岸に寄るベートの群れが見えないのは何故か。ベイトの動きとは関係なくコイが集まるスポットはいつも通り。
 川下から吹く風にラインが大きくはらみ、御老公はキャストに難儀しておられたがへこたれてはいない。
 朕は何か見つけられやしないかとポイントを上下してみたが、いずこもベートが薄い。たまにルアーを追うコイの航跡は見られたもののバイトにまでは至らない。コイを狂わせるだけのベイトフィッシュが居ないからだろう。
 何故ベートが少ないのかの原因がわからず、御老公にすべき指南もできず、ただキャストを繰り返すのみという嫌な展開となってしまった。

 侯嬴が降臨跡上流に入ったとの連絡あり。
 さほど待たずしてアタったとかバレたとか、そんな聞きたくもねー話があったとの報が続く。
 この歩き難い道のりを再び歩かせるのは気が引けるが、釣果を得ていただきたいので移動を促す。
 御老公は履いてくる靴を間違えたとぼやきながらも快諾し、移動。

 侯嬴と合流。
 剪払ののち、再びキャスト開始。
 ここは五本松対岸に比べベートが多かった。
 ベイトの存在は集中力を保つうえで重要なものだが、何故、五本松は薄くてこちらが濃いのかがわからない。
 ここ数日のうちに暑さがいくらか和らぎ、夜には涼しささえ感じられるようになってきていることも無関係ではないというところまでは想像できるが、今ここで起きていることとを繋ぐことは出来ず、結局ここでもただキャスト繰り返すだけのことになってしまった。
 やがて御老公がお帰りにならなければならない時間となる。年齢のこともあるが、多摩川流域住民ではないため、飽きるまでいつまでもという訳にもいかないのである。
 なかなか上手く行かないもんだと言いながらも、その表情には屈託が無い。
 釣れもせず、小さなトラブルに苦しめられながらもこれだけ楽しんでおられるのだから、釣れたときは喜びのあまり逝ってしまうのではないか、と他人事ながら少し心配になる朕であった。
 ここで朕と御老公は撤退となった。

 帰宅したところ侯嬴より釣果報告のメールあり。
 御老公が居るうちにこの結果が出ていれば、と思わずにはいられなかったが、物事はなかなか思い通りに運ばないのが世の常である。


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テーマ : プロレス
ジャンル : スポーツ

tag : 多摩川 ルアーフィッシング

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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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