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ウンコの力

 11月27日。

 先日の土曜日は墨者としての調練があり多摩川へは行けず、「オレにかまうな、上手い連中と仲良くやってくれ」と、伝説三輪泣きしなければならなかったが、武芸の手並みはこの身に染み付いていたことが確認できたので大して気落ちもせず過ごせていた。
 そこへ公孫戍こうそんじゅより、韓流ポイントでの釣果写真が届く。
 当然、「おめえばっかポイント独り占めしてんじゃねえよ!」と、伝説三輪泣きでブチキレ、これまでの紳士的かつ鷹揚な姿勢は瞬く間に崩れ去ってしまった。
 また、この日、公孫戍は久しぶりに侯嬴こうえいに会うことが出来、侯嬴は今年ナマズを三桁、ライギョ二本を釣り、ひそかに達成者になっていたと知る。
 「オレはおめえらと違ってガチじゃねえからよお
 結局、半泣き負け犬節全開のレジェンドⅡ状態な週末になってしまったのだった。

 かくして迎えたこの日。
 帰宅後、例によってハンドルのがたつきに起因する振動がシェイクするたびにグリップで増幅されどうにもならなくなるぐらいどうにもならない眠気と、筋肉痛のため、ワークを休もうと思っていたが、釣り廃人であり修羅に括られていた者としては怠るわけにも行くまいと奮い立ち、多摩川に向かった。

 登戸入りしようとしたところ、メーデンが去っていくのが見えた。
 追放者の気配を感じたのか、いい匂いがしなかったのか。
 オペラ座下に入る。
 長潮の平日でも釣り廃人は他にも居て、不意の伝説降臨にも対応可能な状態になっていた。
 登戸全域に魚食鳥は少なく、見える魚もコイのみといった具合。
 しかし、水は澄み、流れもはっきりとある。
 面倒でも、流れの筋を丁寧に探っていけば釣れなくもないという感触だ。

 降臨跡に向かう。
 途中、ニゴイを釣り上げているアングラーを見る。
 かつては“釣れば勝ち”と言われた対象魚である。気になって話を聞いてみれば、シャッドテールワームを巻いて釣れたとのこと。
 しかし、今日はアユの姿を見ていないという。
 オチアユ時期の釣れ方というものだが、アユの動きがまったく掴めない。
 アユを意識した釣り方が出来ない以上、底棲生物をメーンベートにしているスモールマウスを狙ったほうがいくらか確率を高められるだろう。
 流れの中をスプリットショットリグでボトムを捉えることにじれったさを覚えるようになってきたので、タングステンシンカーのアンダーショットリグに組み替え、集中力を高めようと試みる。

 駄菓子菓子…。
 やがて腹の中の違和感が下ってくる。
 これは猛虎流奥義で対処できるようなものではない。
 まだ陽も落ちきらぬ時間帯ではあったが、ハンドルのがたつきに起因する振動がシェイクするたびにグリップで増幅されどうにもならなくなった級のどうにもならない事情なのだから、たとえボーズに終わったとしてもむやみに高い自尊心も傷付くことはあるまい、ということで撤退とした。





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テーマ : プロレス
ジャンル : スポーツ

tag : 多摩川 ルアーフィッシング

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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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