修羅の奏

 5月25日。

 軽く降った雨の効果はいかほどのものであったかを見るために、狛江、調布の川原を上下するつもりでいたが、この日もハンドルのがたつきに起因する振動がシェイクするたびにグリップで増幅されどうにもならなくなるぐらいどうにもならない眠気のため、帰宅後しばらく眠ってしまい、目が覚めたのは17時近く。
 「おめえには冒険心が無え」と、口ばかりの修羅に罵られてしまいそうだが、自宅から最も近いポイント、五本松に行くことにした。

 現地入りしたところ、先客あり。
 何と、張良だった。
 現況、近況について話し合いつつキャスト開始。
 アユ、コイは豊富に居り、目利きの張良もこのポイントを選んでいたということで期待が高まる。
 朕は流芯に入り込む積極的なフィッシュイーターを意識してレンジバイブをキャスト。多摩川に於いては、ナマズ、スモールマウス、シーバスのみならずニゴイ、コイにも有効な、伝説三輪氏いうところの“男らし~釣り”には欠かせぬベイトである。
 巻いている途中に何かが引っ掛かった感触を得る。大型のアユでもアタックしてきたか、と、とっとと回収しようとしたところナイスサイズの魚が跳ねた。
 スモールマウスだ!
 「やっぱり居ましたねえ。50行ってますよ」と張良。
 遂に、念願の50アップか、と期待したのも束の間、呆気なくフックアウト…。
 「アタったとかバレたとか、そういう話は聞きたくねーんだよ!」と、アナザーギレするゆとりも無いほどに打ちひしがれる朕であった。
 しばらく腑抜けていたが、今日はナマズを釣りに来たのだ、と、どうにか気を取り直し、キャスト続行。
 流芯の絡む一帯をルアーローテーションで流す朕は反応を得られずにいたが、ペンシルベートでバスを狙う張良が何度かナマズのバイトを引き出していた。

 張良が撤退する頃、『皆殺しのトランペット』が聴こえてくる。
 狛江の川辺を彩る風物詩のひとつかもしれない。
 フェラガモ水路入り口の巻き返しにベートが集まっており、何かに追われている様子が見える。
 ナマズには実績が高く、使い易いチャガースプークを引いてみるが反応は無い。
 魚種は不明でもフィッシュイーターが来ているのは間違いない。ここはルアーチェンジで対応すべきだろう、と、ウッドウォーカーにバイトが出る。控えめなバイトに、ニゴイかもしれないと思い、やる気があるなら釣らなければ、と、ザブラミノーに替え引いてみたところバイトの感触。
 そしてアユを追っていたのはニゴイでもコイでもなく、ナマズだった。ここに至るまでから苦労してしまったが、どうにか今年初の多摩川本命魚キャッチに成功。
 スモールマウスをばらすというヘマをやらかしてしまったが、とりあえず釣ることはできたので「今日のオレの仕事は終了」とレジェンド語録をキメ、次なる失態を演じる前に撤退とした。

 ※マー語

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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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