グッドウィルグループ

 4月26日。

 翌日のワークをノーフィッシュで終えないために、まだコイ科は外せない。
 だからといって、レンジバイブやレアリスバイブといった一級品をコイ科狙いでロストしたり、クラッシュさせてしまうのはあまりにも切ない。
 というわけで、カースティングに行き、アクシデントを恐れず使い倒せる激安品を物色。
 レンジバイブもどきとワンコイン鉄板を購入。
 “釣る”能力については不明だが、下手な高級品を買った挙句、使い物になりませんでした、ということになるよりははるかに良い。

 この日は李立がボイル打ちを成功させていた。
 ドッグX、コアユの次はポップX…メガオタには鼻高々の釣果というものであろう。

 4月27日。

 娑婆を逃れ、道に戻れる日。多摩江太守との合流フィッシングの日。
 バギーのおっちゃんぢょんも参加可能とのこと。
 一寝入りし、ワークに向かおうとしていたところ、房州入りしていた武松よりメール着信あり。 

 アフタースポーンのラージマウス。
 田辺本の記述を追体験していくゲーム展開は痛快なものに違いない。対象魚ごとにそれぞれ面白みはあるが、やはりラージマウスバスには格別なものがある。

 さて、前日から今日に備えていた朕は、起床後、飯も食わず現地へ向かう。
 現地にはおっちゃんのバギー。

 さすがに黄金週間といわれる期間に入った晴天の日だけあって、河川敷には多くの虫が涌いていた。
 釣り人の数も多い。
 ポイントに入ってみれば、ぢょんの他にも張横、李俊、シーバサーの姿があった。

 ボイルは時折起こり、その度にキャストをしてみるが反応は得られず、重役出勤の李立に期待を寄せる一同であったが、これもまた攻略ならず。
 やがて多摩江太守の張淑夜も到着し、このエリアの主だった面子を紹介し、この一帯のプロフィールを伝える。
 とりあえず皆キャストはしていたが、半ば諦めムードであり、主に釣り談義という雰囲気になっていたが、李立がスモールマウスをキャッチしていた。

 やはりニュータイプはオールドタイプのおっさん連中より、どこか抜きん出ている。
 一応キャッチは出来たには出来たが、攻略といえるほどのフィールド状況ではない。
 このポイントに居ても進展はないと感じていたところ、張太守が、ナマズポイントの様子を明るいうちに観察しておくのはどうかと提案。朕、ぢょん、李立はその案に便乗。

 ナマズポイント。
 一部マルタポイントとも重なる堰下一帯も今日は人出が多い。
 目に見える魚はコイばかりであったが、瀬には結構な数のマルタ師たちがいる。
 盛んに釣れている風でもなかったが、とりあえずという感じで釣れてはいた。
 しかし、下流側でプレッシャーが掛かっているためだろう。我々の打つポイントまで魚が入ってくる気配が無い。
 それでも、幾らかは居るようで、張太守のルアーにスレ掛かってくるマルタがあり、李立がバイトを得る。

 なかなかいいサイズだったので、量ってみたところ1,9キロと、今一歩2キロには届かず。

 光量の落ち込みと共に、ベイトフィッシュが浮き出し、潮が動く時間帯にも入っていることから、ナマズが動き出すのではないか、と朕はナマズ狙いに切り替えるも、周辺の状況と調和できずノーバイト。
 スモールマウス狙いと思われるルアーマンがナマズをキャッチしていた。どうやら魚の扱いに慣れていないようで、遠巻きに見ていてももどかしく感じられた。
 あのナマズ、大火傷とストレスで死ぬだろうな…。
 ナマズの冥福を祈りつつ、スタート地点に戻る。

 再び一同集合し、現在釣れていない原因について論じ合う。
 太守の話によれば、今年のマルタの最盛期は3月31日だったとのこと。
 盛りを過ぎている上に、フィッシングプレッシャーが掛かっているのであれば時合に入っていようと釣れぬのも当然のこと。
 やがて、己の肉襦袢を過信し、薄着で来ていたぢょんが夜風の冷たさに悲鳴を上げ撤退。
 太守も帰らなければならない時間が迫っていた。
 再びの合流と、秋シーバスのチャーターボート釣行を約束し、撤退。

 その後、下流のマルタ師たちも撤退し、フィッシングプレッシャーを与える者は朕と李立だけとなった。
 するとどうだろう。
 バカ釣りとまではいかなくとも、朕はマルタ4本、ニゴイ1本を。李立はマルタ4本をキャッチできたのであった。

 ふと携帯を見れば房州の武松よりメールが着信していて、それなりにゲームを満喫できたとの報あり。

 苦労してでも追う価値があるのはやっぱバスだよなあ…という心境に。
 そして、マルタ相手に苦戦してまで粘る意味はあるのだろうか、という李立の問いかけに、朕も納竿を決意。
 そうだ、明日はドブシーバスが待っているのだ。奮戦するならシーバスのほうがいい。

 バギーのおっちゃんや張太守をノーフィッシュのまま帰してしまったのはいかにも無念だが、こればかりはどうにもならなかった。
 とりあえず、自らはノーフィッシュを免れたことだし、激安レンジバイブもどき、ワンコイン鉄板が釣れるというのがわかっただけでも良しとしようではないか、というわけでこの日を終えた。
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tag : 多摩川 ルアーフィッシング バスフィッシング

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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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