随分と御達者で

 朝早く、夜遅い狂った生活も何とか続いている。賃金水準の低いこの地方で、帰郷を叶えるには、今のところここしか可能性が見えてこないのだ。
 しかし、実際隔週週休二日では、疲労は取れないし、自分のことに費やせる時間が極端に少なく、やりきれぬ思いが常に湧く。
 そんな中、希望を与える思い姫を得、かつ友が開封府より訪ねてくるということもあり、精神だけは完全に甦ってきていた。
 かくして迎えた9月26日。
 この日は、狛江で空手の大会が行われ、仲間たちの状況が気になるところでもあった。
 この日会うのは、綾瀬の托塔天王・晁蓋兄貴と、その弟子の韓伯竜。待ち合わせ場所の酸ヶ湯温泉までのワインディングロードを楽しみ、晁蓋兄貴と滞りなく合流。

 長らく、韓伯竜を待つが、一向に現れない。聞けば、市街まで下りてしまったという。青森県民としては、“すかゆ”という読みが浸透しておらず、酸ヶ湯温泉が素通りされることが悲しくもあった。
 その後、無事合流し、三内丸山遺跡や三内温泉と巡り、地元民でありながら触れたことのなかった地元の魅力というものを知ることが出来た。
 夜は再会を祝しての酒宴。酒楼での美食を味わった後、自宅では楽和よりいただいた丹沢山を大いに酌み交わす。更に好漢たちの宴の最中、武術大会の報が入り、公孫先生が色帯の部で三位に入賞したとの嬉しい報を受ける。
 ちなみに優勝は、かつてこのブログでも紹介したシリア人の友。公孫先生と三位をかけて戦ったのは燕青とのこと。就寝前には、思い姫よりの玉音があり、と、まことに喜びに満たされた一日となった。

 翌日、一行は二つのワインディングロードを走り、岩木山からの雄大な景色に心を満たし、この地方の風情を大いに堪能した…とはいえ、やっぱ青森はクソ寒いな…冬越せるんだろうか、オレ。

 はからずも楽しいときはまたたく間に過ぎ去り、年末の東京での再会を誓い合い、オレたちは『ジョジョの奇妙な冒険』第三部的ラストのような別れを決めてみた。
 帰りの道中、知る人ぞ知る“嶽きみ”を故郷への贈り物として購入。一人寂しく、津軽平野を迷走したわけだが、心は晴れやかだった。
 やがて、自分の居る場所が明らかになり、昔エアバイパーを買った釣具屋で、またしてもフロッグを購入。来年の夏までまだ一年近くあるのに、ライギョのことを考えずにはいられない。
 帰宅後、フロッグをいじった後、疲れがどっと押し寄せるが、魚の感触を長らく味わっていない。夕食後、青森港までふらりと足を伸ばしてみた。

 水面での捕食があったので、ワームを流してみるが、バイトのみ。もっとナチュラルに水面直下を誘えるもの、というわけで、前にワーム禁止の河口湖用にと組んだ毛糸をゴム管で束ねたトレーラーを軽量ジグヘッドにセットし釣れたのがこの魚。ファイト中は「サバか!?」と期待したが、揚げてみてがっかり。
 このところ、だいぶ寒くなってきたので、小メバルの数釣りでも楽しめるかな、と行ったのだが甘かった。
 ゴールデンレトリバーを連れたおっちゃんと、メバルの話をして、まだ早いという結論に至る。
 まあ、ボーズは免れたわけだし、明日も朝早いし…というわけで潔く釣り場を後にした。
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tag : ルアーフィッシング 青森市 青森県

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Author:dragon
天に替って道を行おうとする人。
玉帝の導きに従い、非凡なる境地を目指している。

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